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MiGちり日記123

クソ暑い中いかがお過ごしでしょうか。私は風通しと無縁な上にクーラーが無い部屋に住んでいるので“死”です。

今日は『実は百合厨を自称する筆者は”百合”が好きというわけでは無いのでは』といった話です。しばし前座にお付き合いください。

さて、皆さんは百合と呼ばれるカテゴリの作品を読まれるでしょうか?
百合。女性同士の濃い関係性を指す言葉です。友情、愛情、恋慕、母性、性欲、殺意、嫉妬、そのどれにも当てはまらない感情。百合はその全てを包み込む大きなカテゴリです。筆者はそういうスタンスでいきます。

よくインターネットでは「〇〇は百合」「〇〇は百合じゃ無い」などといった論争が繰り広げられております。私は前述の通り、全ての女女巨大関係性を百合と呼ぶ主義なのでこういった議論は全くもって不毛であると思っているわけです。

世間では“同じ男が好きで取り合ってる同士も百合”といった主張が為されることがあります。これでも私は百合であると言わざるを得ません。なぜならこれもお互いに巨大な感情がある女女同士であるという原則に則っているからです。例外を認めてしまえば芋づる式に“百合”といったひとまとまりのコンテンツ自体が瓦解してしまう可能性もあるわけですから、先の条件を満たしていれば猫も杓子も百合であると言わざるを得ないのです。

しかし、はっきり申し上げますと私はこれが地雷です。というのも、あくまでこの関係性の中心は男性であり、俗に言う『男が挟まる』ことが前提条件となっていることが大きいでしょう。

近年はLine漫画などで連載している蓬餅先生の『百合に挟まる男は死ねばいい!?』などは(題名は別にして)かなり良い内容でしたので、この場合私の稚拙な文章力ではこの差を上手く書き表せないのですが、兎にも角にも私は男が関わる百合はほぼ好きでは無いのです。

しかしやはりこれを百合と認めなければ前述の漫画なども百合の範疇の外に当たってしまうわけで……

そうなると、別に私は“百合”が好きなわけでは無いのでは……?

例えば「ほうれん草と大根は好きだけど他の野菜は苦手だな」といった方が居たとします。この方は“野菜”が好きなのではなく”ほうれん草と大根”が好きなだけでは無いでしょうか。

これは百合にも言えて、実は私は百合の中でも暴力的なバッドエンド、片方または双方ヘテロ結婚エンド、男が挟まってる、暗い過去がある、思春期の一過性等々かなり沢山地雷があります。つまり私は別に“百合”が好きなのではなく“ハッピーエンドのガールズラブ”が好きなだけなのでは?そのような考えに至りました。

思春期の一過性系は時代の流れによってほぼ消えてきましたが、それでもゼロではありません。それが創作百合タグに乗ってくるわけです。なぜなら百合だから。

ゆ、ゆるせねぇ……

わかっています。何も言わないでくれ。

というわけでこれからは百合オタクではなく過激派厄介百合厨、もしくはガールズラブ愛好オタクと名乗っていきたいと思います。以上。



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