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〔詩〕黙食




もったいないから話さない



話すと

幸せが逃げていきそうで



辛くなるから話せない



話すと

再び悪夢が襲うから



そして


温めたり


冷やしたり


テキトーに調理した記憶を


一人で食べているのです



美味しいと

よく噛んで



不味いと

流し込んで



そうやって




今の


私は出来ました。






実冬の文章や朗読がいいなって思っていただけたら嬉しいです。 お気持ちは、自分へのご褒美に使わせていただきます😊