差添い 2 三冬 2018年9月25日 10:48 気がつけば、初日の出を撮るとき傍らには必ずオットがいた。 私が難しい癌になり、告知を受けたときから療養中の今も、暇さえあれば傍らにいる。否、いたがる。 買い物に行くと言えば、歩いて5分ほどのスーパーへ行くときも暇さえあれば必ずついてくる。仕事に復帰したいと言えば、まだ早いと何度も何度も反対してくれた。 一人の時間が欲しいなぁと何度も愚痴ってみるが、来年の朝日が見られる確証のない私には、小煩いオットにも会うことが出来なくなる。 そう思い直した私には必ず出る一言がある。 「あんたも物好きよね」 #旅する日本語 #差添い 2