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トレンド考察【 Easy-going なエコ暮らし 】初めてシャンプーバーを使ってみた

こんばんは。
名古屋で雑誌やWebマガジンのエディター/ライターをしている、Mif です。

noteを始めて【 Easy-goingなエコ暮らし 】について書きたいと思ったのは、この1年で「オーストリア森林火災の深刻化」や「海洋プラスチックごみの問題」について考えさせられ、私自身、ライフスタイルや価値観に大きな変化があったからでした。

トレンドは「新しい生活様式」になるか?

結婚・転職をする以前の私は、仕事に遊びに謳歌していて、忙しさこそ人生の充実度であり、心を満たしてくれるものだと思っていました。傘を忘れれば「コンビニで買えばいっか」だし、さほどお気に入りでもない服(※ある程度は着た)は「旅先で捨てて帰れば、荷物も減るな」なんて考えで、使っては捨てての繰り返し。便利なモノ・サービスを使いこなすことがスマートだ、とさえ思っていたかも…。大量生産/大量消費社会に生きる現代人代表みたいな生活をしていました。


今は転職をして出版業界3年目。メジャー(=大衆的)なトレンドネタには常にアンテナを張るようにしています。(この1年間で何度タピオカを飲んだことか…)

最近、特に気になっているのが「サスティナブル」な商品・サービスです。まだまだマイナー(=少数派)なムーヴメントですが、今後も確実に成長していくにちがいない市場だと思っています。

ここ数年の間に日本国内でも、生活用品・飲食・住宅・ファッション・美容…と様々なジャンルで、業界を牽引する大手企業が「サスティナビリティ―」「SDGs」に取り組んだ新たな企業理念の掲示や、新商品の開発(お試し的に店舗・期間限定でリリースされたものも含む)といった動きが目立つなと感じます。
そこにはCSR(=企業の社会的責任)をアピールしたいという思惑も見え隠れするけれど、それが私たちの消費に対する責任にも良い相乗効果をもたらしてくれるのではないか、という希望も抱かせてくれます。


「トレンド」という言葉は、世の中の人々を短期間で熱狂させ、そしていつしか忘れられていくもの…そんなイメージが強いかもしれません。

ですがここでは、ただ「一過性のトレンド」に着目するのではなく、今時の表現をするならば「今後、ニューノーマルになっていくのではないか?」という新しいモノ・価値観について考察していきたいと思っています。


世の中のモノは大抵、プラスチックに包まれている…

さて、前置きが長くなりましたが…

今回レビューする「シャンプーバー」の購入について。

生活用品をできるかぎり『脱プラスチック』なモノに移行していく中で、ハードルが高かったモノの一つがヘアケア用品でした。でも、思い切って変えてみたら全く生活に支障はなく、もっと早くから使い始めていたら良かったな、と思うほど。


ちなみに、他に難なく『脱プラ』をクリアできたモノはこちら。

・飲料(ペットボトル→マイボトルor缶)
・調味油(プラボトル→瓶)
・その他調味料(プラ袋→瓶)
・化粧水、オイル(プラボトル→瓶)
・歯磨き粉(プラチューブ→金属製チューブ)

普通にスーパーやドラッグストアで購入するような生活用品でも、容易に代替品を手に入れられることがわかりました。自宅から出すプラゴミの量が減った、という成果も見えやすく、気分も良い。(気分って、大事!)

デメリットを強いて挙げるなら、持ち帰る時に少々重い、ということと、瓶やスチール缶は使い終わった後に潰せないので捨てるまで多少の場所を取る、ということくらい。(業者でもない限り、この辺りは何てことはなく…)


「シャンプーバー」購入前の、不安要素

瓶に入ったヤツなんて見たことがないし、代替は難しいのでは?と思っていた、ヘアケア用品。

海外在住のインスタグラマーさんの投稿で、この世に「シャンプーバー」なるものが存在することを知ります。ですが、そもそも私は国内で売っているのを見たことがなく、さらに、

・石鹸って、ちゃんと泡立つの?
・洗い上がりがキシキシしそう…
・お風呂場に置いておくと何となく不衛生そう…?

と不安要素もあって、敬遠していました。


ですが、ほどなくして出会うのが、ニュージーランド発のナチュラルブランド『ethique』
今回レビューを書くのは、同社のシャンプー/コンディショナーバー、そして生分解性素材でつくられたバーコンテナ(保管用の入れ物)です。

環境保護への思いから生まれたethique 最大90%が水である液体のヘアケアを、固形石鹸にすることでプラスチックを使用せず、エコフレンドな製品づくりをしています。 ― 製品パッケージより

成分自体もパッケージも地球に優しい、そんな夢のような商品があるなんて…!と湧いた好奇心が不安に打ち勝ち、ついに購入に至りました。普段から利用している『Cosme Kitchen』『Biople』で取り扱いがあることも、背中を押してくれた要因の一つ。


自費で買ったので、率直な感想を

念のため断りを入れておきますと、PRではないです。商品写真が気合い入っているのは、仕事でも使う一眼カメラを練習中なのと、物撮りが趣味だからです(笑)

購入は自費なので、率直な感想を述べたいと思います。もし気になっている方がいて、参考になれば幸いです。

とは言ってもヘアケア用品は、その良し悪し(合う・合わない)に個人差が大きいと思っているので、まずは私の髪コンディションから。

髪質:絡みやすい細毛、直毛。乾燥とダメージが悩み。

毛量 ★★☆☆☆
太さ ★☆☆☆☆
ツヤ ★★☆☆☆
コシ ★★☆☆☆
乾燥 ★★★★☆
傷み ★★★★☆


今回使用したのは、こちらの2種。


《シャンプーバー》ピンカリシャス(シャイニング)

《コンディショナーバー》ワンダーバー(ノーマルヘア・ダメージヘア用)


ちなみに使い方はこんな感じ。ethique公式チャンネルより


■《シャンプーバー》ピンカリシャス使用レビュー
・かなり柔らかめの石鹸、夏だからかもしれないけど少しの衝撃ですぐに削れる
・めちゃくちゃ泡立つ、泡立てネット不要
・柔らかい泡だが泡切れせず、持ち良し◎
・泡が馴染んでいる間は、キシキシしない
・洗い流したあとは…食器用洗剤キュ◯ュットのCMみたいな音がする
(補足)
動画のようにバーを髪に直接塗布した後、指を使って泡立てるのですが、毛一本一本の間の空気が一役買うようで、自分の髪がまるでスポンジのように働き、良く泡立ちます。洗い上がりに「キュッキュッ」と髪が鳴るのが少々心配だけど…ノンシリコンシャンプーではたまにあるよね…といった感想。

■《トリートメントバー》使用レビュー
・シャンプーバーに比べてかなり固め、1週間使ってもまるで減ったように見えない
・薄付きなので、今までトリートメント剤をドバドバ使っていた身としては、若干、心許ない
・しっかり馴染ませると先ほどまでの「キュ◯ュット」が嘘のように潤う
・洗い流したあとは特にキシみ無し

■ドライ時、ドライ後の仕上がり感想
もともと、何も付けずに乾かすのが無理な髪コンディション。それは今回も変わらずでした。
しっかりとマルチオイルを擦り込んで、いざドライヤー。特別、うるうるツルツルになる!ということはなく、とりわけ、潤いが足りない!なんてこともなく…これといった変化なし。つまり、今までのシャンプー/コンディショナーの代替品として使える、ということがわかりました。


可もなく不可もなく…でも、それ以上に得られるもの

仕上がりは、言ってしまえば、可もなく不可もなく、でした。

今まで高いお金を支払って、効能に期待して買っていたちょっと高級なノンシリコン処方ヘアケア用品と、何ら変わらないではないか…それが、良い意味でも悪い意味でもショックでした。

金額について触れていませんでしたが、洗浄・保湿成分を凝縮している固形石鹸なので、小さいのにコスパ最強なのです。

シャンプーバーは、

液体シャンプー350ml×3本分と同じ使用量 ― 製品パッケージより

コンディショナーバーは、

液体コンディショナー350ml×5本分と同じ使用量 ― 製品パッケージより

今回私が購入した店頭販売価格、そしてAmazonで検索した販売価格はほぼ同じくらいで、シャンプー/コンディショナーバーともに1つ2,000円前後でした。

今までボトルシャンプーは3か月に1本くらい、コンディショナー・トリートメントはドバドバ使っていたので1~2か月に1本は買っていたので、もし製品パッケージに記載の通り、3本分のシャンプー、5本分のコンディショナーに値するなら、半年くらいは新たに買わなくて良いし、相当お得なのでは…。

そして何より、一切プラゴミが出ないというのが本当に気分が良い。

エティークのシャンプーバー1個は350mlの液体シャンプー3本分、コンディショナーバーは1個で5本分に相当します。つまり両方を日々使うことで、プラスチックボトル 8本の削減に成功したことになります。
当初わたしたちは、2025年までに1,000万本の削減を目標にしてきましたが、この2年半で大きく市場を広げられたこともあって、間もなく達成することが確実になりました。今はすでに1億本の目標に切りかえています。
実際どのくらいの期間、使えるのかはまたレビューを書けたらなと思います。

出典元:greenz.jpインタビュー記事より

ECだとシャンプー/トリートメント セットで割引されていることもあるみたい。

また『ethique』をオフィシャルに扱っているらしきECサイト『ethicome』では定期購入で安くなるプランもある模様。

今回は初回だったので香りや質感を確かめるべく店頭で買いましたが、製品は安心して買えることがわかったので、次回からはECで買おうと思います。


最後に「バーコンテナ」での保管について

危うく書き忘れそうでしたが、最後に「バーコンテナ」のレビューを。

店頭で一緒に販売されていたケース。サンプルを手に取ってみたところ、シャンプー/コンディショナーバー両方を入れたら、何だかサイズアウトしそうなんだけど?と不安に思いつつ、パッケージに描かれたイラストでは2つキレイに収まっている…ということで半信半疑、買ってみました。

自宅に帰って入れてみたら…


ん…?これは…ギリ、サイズアウト?若干フタが浮いています…。

ですが、1回使用してバーの角が丸くなったところ、無事にすっぽり閉まりました。ああ、良かった…。

不安要素の一つであった「石鹸を水場に置いておくと不衛生では?」という問題について。
買ってみてすごく良かったポイントはいわゆるトレー型の「せっけん置き」ではなく、フタが付いていることです。旦那の入浴中もフタを閉めておけば、シャワーの水が飛び散ってかかってしまうことがなく、安心です。また、土台(皿)部分には通気口があって通気性も◎ですが、浴室を使わない日中などは、フタを開けて湿気がこもらないようにしています。


商品レビューにしてはかなりの長文になってしまいましたが…どなたかの参考になれば嬉しいです。

こんな感じで、エコな暮らしにまつわる #買ってよかったもの は、レビュー用に写真をいくらか撮りためているので、気ままに更新していけたらと思います。

#買ってよかったもの2020 #今年買ってよかったもの #サスティナブルな暮らし #エコな暮らし






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