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春:デュアルキャリアのリアル

皆さんご無沙汰しております。三船です。
こちらはヒノキ花粉の猛威がおさまったと思ったら、湿気と連日の曇天でなかなか気持ちも晴れない日々が続いております。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。

社会人になってはや1ヶ月。現在は研修期間中なので、仕事として結果を残せたという報告は出来ませんが、平日フルタイムで働きながら練習するという生活スタイルには慣れてきました。

しんどさを感じる時もありつつ、学生の時よりも生活リズムが整っているという点ではコンディションのブレがなくて良いという実感もあります。

メンタル面の切り替えについて

あらためて書くまでもありませんが、学生のアルバイトと社会人の仕事は違います。

最大の違いは「責任」の比重。

学生時代のアルバイトのメインミッションは”時給分の役割をこなすこと”で、そこで私自身に精神的な負荷がかかることはほぼありませんでしたし、もっと単純に言えばやる気なくてもその場にいさえすればなんとかなりました。
しかし、会社と契約を結んだ上で取り組む仕事となると、基本的には成果主義です。
左利きのエレンという漫画にありましたが、仕事に「がんばったで賞」など存在しません。

私の性分にはアルバイトよりも仕事の方が合っていますので、そこに何の不安も不満ないのですが、やはり退勤して練習に向かう時の気持ちの切り替えについては難しさも感じています。

練習中どこかで雑念が入ったり、練習前に億劫な気持ちになるような時、切り替えがうまくいっていないなと強く感じます。

※ちなみに、noteでは書いていなかったのですが、私の勤めている会社はバリュエンスホールディングスという会社で、業種では二次流通に該当します。簡単に言うと質屋業界です。
当社ではアスリートを社員として採用し、競技と仕事を両立できる、デュアルキャリアの制度が存在しており、私は春から新卒デュアルキャリアとして働いています。

人事の方々や同期のみんなは私の競技について応援してくれ、私にとっては学生時代よりもはるかに競技に打ち込みやすい環境です。
私は練習時間の兼ね合いで定時よりも早めにあがることが多いのですが、その際は「今日も頑張ってね!」とみんなが応援してくれます。おかげさまでいつも鬼のように気合い入ってます。

ありがとう

だからこそ私は練習のモチベーション程度の事で、今更もたついている場合ではないなと。
練習でも仕事でも、その質を追求して臨むことがデュアルキャリアで環境を整えてもらっている者の責務だと常々思っています。

私が今、青コートの前に立ち続ける価値

私が今、決して盛り上がってるとは言えないスポーツ業界で、そして社会人になって限られた時間を更に削って、このスポーツに取り組み続けることの価値。
それはこれから私が証明しなくてはならないのだと強く感じます。

アスリートの最大の価値は、その競技のために、時間と娯楽、その他様々なことを犠牲にできる覚悟です。
そして、私はその覚悟を証明するものは犠牲の上で勝とうとする強い意志だと考えています。

社会人になって経済的に自立し、逃げ道がない今、競技人生の中で一番負けたくないと思っていますし、自立した上で取り組む武術が心から楽しいとも思っています。

だからこそデュアルキャリアを選んでよかったと証明するために、私はこれまでと変わらず青コートの前に立ち続けるしかないなと。

同期のみんなからの応援は決して数多くない、私の心の支えになっています。


最後に私が最近聴いている曲を置いておきます。チコカリはリリックから覚悟が出ていて良いですね。

Never Go Back /CHICO CARLITO

”金で計れるか?人の価値
燃えて灰になることはきっと同じ”

”俺の生き方一個だけ
マイクで地元に立つ一戸建て”

”あの日から俺はNever Go Back
手に入れてくこの通り 使い切って向かうぜそっち”

”命は死ぬ前にお金は死んだら
燃やし使い切る片道切符”

歌詞にあるように、私も「もう引き返せない」という強い意志を持ってまだまだ動きます。

ひとまずそんな前向きな気持ちで働ける環境に感謝ですね

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