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私の好きな世界のMuseum

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子どもたちと共に訪れたMuseumをご紹介しています。子どもの育ちと遊びの専門家として、子どもたちが世界への興味を広げるためにどんな環境が作れるだろうか、という目線で、Museu…
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#子どもの育ち

私の好きな世界のMuseum:10こどもの城

〈私の好きなMuseum〉の記事を書きながら、「区切りのいい、大事に思っていることが伝わるような番号まで続いたら登場させたい」とずっとずっと考えていたのが「こどもの城」。 ここには、1人の母として、本当に本当にお世話になった。今思い返しても、私の好きな、大切な場所。 「こどもの城」とは?「こどもの城」は、言わずと知れた青山通り添いに立つ大型児童館。正式名称は「国立総合児童センター」。 こういう場所。 こどもの城は、1979年の国際児童年を記念して、厚生労働省(当時 厚生省

私の好きな世界のMuseum:9プリマスプランテーション

ボストン近郊の観光案内を観た時から、「うわぁ、行きたーい!」と憧れた場所の1つ。アメリカ入植当時(17世紀)の暮らしを再現した場所。 展示物が並んでいるMuseumではないけれど、公式サイトにも「a living history museum」として紹介されている、れっきとしたMuseum。日本にも建物博物館があるように、こんな風に、昔の建物や暮らしを再現するのもMuseumだよね、と思う。 施設には、入植者の集落のエリアと、昔からこの土地に住んだ人たちの家があり、それぞ

私の好きな世界のMuseum:8スミソニアン②自然史博物館

「スミソニアン博物館」の中でも何より楽しみにしていたのは自然史博物館。大雪による閉館のため一度はあきらめたものの、翌日には開館。楽しみが1日のびた分、期待も喜びも更に大きくなった。 スミソニアン 自然史博物館を画像検索をすると必ずと言っていいほど目にする「巨大なアフリカゾウ」。息子たちの目にはこんな風に見えていたようだ。彼らにとって、Museumで出会うものたち1つ1つは、私が観るよりもずっと大きい。そして彼らに及ぼす影響も、きっとずっと大きい。 動物の剥製は色々なMus

私の好きな世界のMuseum:7スミソニアン①国立航空宇宙博物館

世界で最も有名な「スミソニアン博物館」は、ワシントンDCにある博物館群。 恐竜の化石と動物の剥製を求めてMuseumを遊んでいた私たちは、スミソニアン博物館でも自然史博物館を何より期待していた。 ワシントンDCに到着した日の夕方から雪が降り始めた。大雪により、自然史博物館は臨時閉館。 面白いことに、閉館するかどうかの判断は博物館ごとに違っていて、幸い他の博物館を見学することができた。 国立航空宇宙博物館。 スミソニアン博物館群でも、特に人気の高い場所。それぞれの時代を飛ん

私の好きな世界のMuseum:6ロンドン自然史博物館

2泊3日のロンドン滞在では、バッキンガム宮殿も、ビッグベンも、タワーブリッジも見ていない。 ロンドン動物園に行き、自然史博物館に行った。子どもたちが本当に行きたいところ。定番の観光スポットよりも、その方がいいと思った。その時しか見られないものだし、感じられないものだから。 さて。その自然史博物館は、中央ホールにある恐竜ディプロドクスの骨格標本で有名だったが、それも2017年までの話。今その場所にはシロナガスクジラの標本が展示されているらしい。(そう考えると貴重な写真!)

私の好きな世界のMuseum:5スコットランド国立博物館

記事を書くために、基本データを確認しようとネットで調べて、初めて知ったことがあった。それは、訪問した時には、この博物館の半分も観ていないってこと。たっぷり1日かけても、全部観られなかった、という記憶はあったのだが、それは東館(王立博物館)が全部観られなかっただけで、更に西館(スコットランド博物館)があったそうだ。(知らなかった。) 1日かけても、まだまだ全然時間が足りないくらい、内容がぎゅっと詰まったMuseumということで、ご紹介したい。 この時期、子どもたちと一緒に訪れ

私の好きな世界のMuseum:4モントリオール サイエンスセンター

科学館〈Science Museum〉のある街は多い。どこかの街に滞在して、子どもとどこに行こうかと迷ったら、動物園か科学館を探せば、だいたい何とかなる。 そんな訳で、科学館も色々楽しんだけれど、他とは違う意味で印象に残っているのが、モントリオール サイエンスセンター。 展示が、おしゃれなのだ。 例えば、このボールを転がすレーン。 壁や床の色や模様、ボールが外に出ないための囲いも含めて、ポップで可愛くまとまっている。 この時は、おしゃれで、やってみたくなる雰囲気だな、と