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私の好きな世界のMuseum

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子どもたちと共に訪れたMuseumをご紹介しています。子どもの育ちと遊びの専門家として、子どもたちが世界への興味を広げるためにどんな環境が作れるだろうか、という目線で、Museu…
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#恐竜

私の好きな世界のMuseum:19ハーバード大学自然史博物館

Museumって、求めれば求めるほど、すてきな時間を提供してくれる。訪れた人が、もっと知りたい・もっと得たい・もっと学びたいって思えば、思うだけ、それに応えてくれる。そういう場所なんだなぁ、ということを教えてくれたのが、ここだった。 ハーバード大学内にあるこの博物館は、植物博物館、鉱物学地質学博物館、比較動物学博物館の3つの博物館で構成される。 大学の所蔵物の展示であり、来館者が楽しめる工夫を凝らしているか、と言えば、決してそんな訳でもない。 植物博物館は精巧なガラス細工の

私の好きな世界のMuseum:16ボストンサイエンスミュージアム

ボストンのサイエンスミュージアムには2度訪れた。1度目は兄妹2人で。2度目は、息子の友達と一緒に。息子と友達は共に恐竜や動物が好きな仲良しで、彼らにとっては、好きなものを、好きな相棒と一緒に楽しめる、うってつけの場所だったに違いない。 サイエンスミュージアムは、体験を大事にしているところが多いけれど、その中でも、ここボストン サイエンスミュージアムは、体験が本質的だなぁ、という印象が強い。体験、と言いながらも、子どもたちがただボタンを押すだけだったり、モニターのクイズに答え

私の好きな世界のMuseum:15レッドパス博物館(モントリオール)

そのミュージアムは、緑あふれるキャンパスの中にある、白亜の建物だった。絵本のように美しくて、異世界に迷い込んだようだった。 カナダ、モントリオールにあるマギル大学は、カナダ最古の大学。そのマギル大学内にあるのが、レッドパス博物館で、カナダ最古の博物館と言われている。設立は1882年。 アルバートサウルスの骨格や、エジプトのミイラなどが有名だが、何が展示されているか、というよりも余白の美しさが印象的だった。 ホールの中央に置かれたアルバートサウルス。おかしな言い方かもしれ

私の好きな世界のMuseum:8スミソニアン②自然史博物館

「スミソニアン博物館」の中でも何より楽しみにしていたのは自然史博物館。大雪による閉館のため一度はあきらめたものの、翌日には開館。楽しみが1日のびた分、期待も喜びも更に大きくなった。 スミソニアン 自然史博物館を画像検索をすると必ずと言っていいほど目にする「巨大なアフリカゾウ」。息子たちの目にはこんな風に見えていたようだ。彼らにとって、Museumで出会うものたち1つ1つは、私が観るよりもずっと大きい。そして彼らに及ぼす影響も、きっとずっと大きい。 動物の剥製は色々なMus

私の好きな世界のMuseum:6ロンドン自然史博物館

2泊3日のロンドン滞在では、バッキンガム宮殿も、ビッグベンも、タワーブリッジも見ていない。 ロンドン動物園に行き、自然史博物館に行った。子どもたちが本当に行きたいところ。定番の観光スポットよりも、その方がいいと思った。その時しか見られないものだし、感じられないものだから。 さて。その自然史博物館は、中央ホールにある恐竜ディプロドクスの骨格標本で有名だったが、それも2017年までの話。今その場所にはシロナガスクジラの標本が展示されているらしい。(そう考えると貴重な写真!)