サウナ！暖炉！対話！ 全社オフサイト 「MIERUNE CAMP」レポート 🏕️
こんにちは！MIERUNEのソフトウェア・エンジニア、久本（@sorami）です。北海道でも、ゴールデンウィークごろになって桜が咲きました。しかし5月に入っても、まだまだ寒い日があります。今日、ランチに行ったら、お店ではストーブがついてました。
「オフサイトミーティング」とは、普段の職場とは異なる場所で行うミーティングのことです。この記事では、オフィスを離れた山あいでの1泊2日の全社オフサイトミーティング「MIERUNE CAMP - 2024 春」の様子を紹介します 🏕️
オフサイト開催の背景
私たち「MIERUNE（みえるね）」は、北海道を拠点とする位置情報技術の専門家集団で、札幌にメインオフィスがあります。現在30名程度の規模で、そのうちの何人かはフルリモート勤務で札幌外や道外に居住しています。
また今年（2024）の4月には、4人のメンバー（新卒2名・中途2名）が新たにジョインしました。
そんな状況を踏まえて、全社で集い、オフィスを離れてコミュニケーションをとってお互いの理解を深めたり、組織の未来について考えよう、ということで今回のオフサイトを企画しました。CEOや経営陣がリードするのではなく、ボトムアップに数名のメンバーで自由に企画・運営を行いました。
ちなみにMIERUNEでは定期的に、色々とイベントを開催しています。昨年（2023）の6月には札幌の市電を貸し切ったり、
12月には日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」でワークショップを開催しました。
会場「芸森スタジオ&CloudLodge」
昨年12月に開催したエスコンフィールドでのワークショップも大いに盛り上がったのですが、いかんせん1日間だったので話し切れないところもありました。そこで今回は「二日間」の日程で企画しました。
いくつかの施設を検討した結果、 札幌市南区にある「芸森スタジオ&CloudLodge」を会場としました。ここは1993年、ビートルズのプロデューサーであるジョージ・マーティン氏監修のもと誕生した、東京以北最大のレコーディングスタジオ付きホテルです。
これまで数々のアーティストが録音に訪れています。例えば大貫妙子と坂本龍一によるアルバム『UTAU』（2010）は、二人がこの芸森スタジオで約10日間、寝食を共にして作り上げたそうです。菅田将暉の『LOVE』（2019）もここでレコーディング合宿が開催されており、生産限定盤のアルバムジャケットにはスタジオのソファに寝る写真が使われています。
ちなみに2024年5月10日にはNHK北海道で、この芸森スタジオを特集した番組が放送されます:
坂本龍一が愛した札幌の音楽スタジオ。魅力を共に創作した大貫妙子が語る。設立に関わったのは何とビートルズのプロデューサー？ヒゲダン・菅田将暉にも流れるその思想とは
政令指定都市札幌市といっても南区は自然豊かで、標高1,000 mを超える山が17座あるほか、支笏洞爺国立公園の一部も含みます。この芸森スタジオも、札幌中心部から30分強という立地ながら、白樺の木に囲まれ、日常を離れた山あいの場所です。
そのような雰囲気は、オフィスでとは異なるコミュニケーションを後押しすると考えました。また人数（30名）的にも、全棟を貸し切るのにちょうどいい規模でした。
また、2日間の開催ですが宿泊は任意で、一部の人は帰宅したのですが、それが困難ではない（地下鉄真駒内駅まで車で15分ほど）という利便性がありました。より山奥のロケーションであれば、そのように一時帰宅することは難しかったでしょう。大自然に囲まれた大都市、札幌ならではの利点です。
オフサイトの様子
さて、ここからは、写真を交えて2日間の様子、その一部を紹介します。様々なことを行なったので全てをお伝えはできませんが、雰囲気が少しでも伝われば嬉しいです。
DAY 1 - 午前のワークショップ
当日の朝。札幌中心部にあるオフィスへ集合して、貸切マイクロバスで出発です 🚌
芸森スタジオへ到着後、まずはオリエンテーション。最近ジョインしたメンバーを軸にチームへ分かれ、自己紹介を行います。日々一緒に働いていても、意外と知らない面が多々あり、盛り上がりました。自己紹介に使った紙は壁に貼り出しておくことで、別チームの人たちが休憩時間などに見て会話のきっかけにすることができました。
自己紹介の次は、建物の探検です。芸森スタジオというユニークな場所で開催しているため、レコーディングスタジオをはじめ興味深いところがたくさんあります。宿泊の部屋だけでもロフトやスイートなど10以上。これらをグループで巡り、気になったものを写真に撮って共有・発表します。
DAY 1 - 午後のワークショップ
ランチを挟んで、午後には主に、レゴを使ったワークを行いました。ほとんどのメンバーは大人になってからレゴに触れたことがないようでした。
運営側としては当初、レゴでどれくらい盛り上がるかな…と思っていたのですが、想像以上に皆、前のめりに楽しく参加できたようで良かったです。大人のレゴワーク、おすすめです。
限られたピースを使って何かに見立てた制作をしたり、後半ではチームごとに「理想のオフィス」というテーマでそれぞれ思い思いのかたちをつくりました。
ちなみに位置情報技術集団らしく（？）、レゴの作品はその後、メンバーにより3Dスキャンされていました。
DAY 1 の夜
1日目のワークが終了後、夕食前に帰る人、夕食後に帰る人、そして泊まって行く人。それぞれ自由です。
宿泊組は、ラウンジにある暖炉でマシュマロやイモを焼いたり、テントサウナをやったり、卓球したり、麻雀やボードゲーム、レゴ制作、はたまたShader Showdown（プログラミングでリアルタイムに映像を生成）みたいなことをやったりと、思い思いの時間を過ごしました。
DAY 2
盛り上がった夜から明けて、二日目です。前日に過ごした時間を経て、この日はより議論を深めていきます。
1日目とは違うチームに分かれます。そこから、チーム名を皆で相談して決めたり、昨日撮った写真を思い出と共に選んで共有したり。他にアイスブレイク的なワークとして、MIERUNEで活発に活用されているSlackの絵文字を題材にしたものも行いました（ちなみにワーク中にPCを触らないよう、資料を印刷して持っていきました）。
それらを経て、改めてチームで自己紹介。1日目と少し異なり、「MIERUNE・仕事における自分」について、会社での役割、スキル、やりたいこと、学んでいること、悩み、興味、などなどを、話してもらいます。
ランチと休憩を挟み、その後は、対話の練習ワーク。ペアになり、聴き役が「目線を合わせず頷きや相槌もしない」モードや、「話が途中でも、話の腰を折ったり、話を横取り」モード、そして「頷いたり相槌を行う」傾聴スタイルで対話します。ここまでの二日間の流れもあってか、これは当初想定していた以上に盛り上がりました。
そしてそれらを踏まえた上で、過去・現在・未来、それぞれのテーマごとにチームでじっくり話し合いました:
過去 「MIERUNEへ入社した経緯」
現在 「MIERUNEに入ってから」
未来 「これからのMIERUNE」
話し合いには付箋を用い、それぞれの意見やトピックを記述して、KJ法で模造紙上に整理していきました。
それらを経て最終的なリフレクション・振り返りを行い、全工程を終え、帰路につきました。
オフサイトを終えて
自宅やオフィスからそう遠くない場所で1泊2日過ごしただけですが、芸森スタジオという絶好のロケーションと、2日間の濃密なコミュニケーションを経て、札幌中心部へ戻ってきたとき、私には日常の風景が少し違って見えました。
MIERUNEはまだ30名程度で、全メンバーがお互いを知っているくらいの規模です。また、私がこれまで所属してきた会社・組織と比べて、普段からコミュニケーションは活発なほうだと思います。しかしその中でも、それぞれの職種が違ったり、はたまたフルリモートのメンバーもいたりと、意外とお互いのこと、それぞれの気持ちをよくわかっていないことも多々あるのかなと感じました。
このように日常の仕事から離れ場所を変えて、コミュニケーション・相互理解を主軸に据えた時間を持てたことは、組織の強度を高める得難い機会でした。
「普段なんとなく仲良くやってるから」という状況に安住せず、このようにしっかりとお互いに向き合う時間は、組織が拡大していく上でもさらに重要になるでしょう。これからも、会社として明示的に時間を確保し、このような催しを続けていきたいです。
・・・
そんなMIERUNEは、一緒に働く仲間を募集しています！
MIERUNEはオープンソースのコミュニティから生まれた会社で、最先端の技術だけでなく、今回のオフサイトのようにコミュニケーションを大切にしています。コミュニティとともに技術で社会へ貢献したいアナタ、気軽にカジュアル面談してみませんか 🤗
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