うるせぇ、暗闇だったら蛍光色が最強だろうが。
教育者を目指していた時期がある。
指導案を考えて板書練習をして手作りの配布物を作って。
生徒たちの反応もある程度予測して、授業を組み立てていく。
そうしている時、いつも自分の学生時代のことを思い出していた。
自分は、なんてゆうか、どうしようもなく空気が読めない時がある生徒だったと思う。
みんなとズレた行動をしてしまったり、みんながわかっている前提の知識がなかったり、クラスメイトの名前が覚えられなかったり。
小・中学生の頃は天然キャラという感じで、たまに変なことを言うな~くらいに思われていたのかな、と思う。
でも自分的には、自分が変なことを言って授業中に先生を困らせるのがすごく怖かった。
美術の授業中、先生に
『目立つ色って何色だと思う?』
という質問をあてられたので
『蛍光色』
と答えたら、そういうのじゃなくて~と教室で笑いが起こったことがあったけど、なんで笑われたのかいまだに分かっていない自分がいる。
お盆休みがいつ頃でクリスマスが何日なのかは20歳を過ぎてから、やっとわかるようになった。
覚えようとしていなかったし、みんながどのタイミングで覚えないといけないものだと思ったのかよくわからない。
これが教師の気を引きたくてわざと行なっている行動だったなら、まだ対処のしようもあっただろう。
嫌な生徒だったろうなぁ、と思う。
教育実習中、学生時代とても好きだった先生に『少しお茶しない?』と呼び出された。
懐かしい気持ちでワクワクした。
その時にその先生に言われた
『在学中あなたにすごくイラついていた』
という言葉は一生忘れられない。
自分のような人間は教師にならなくて正解だったと思う。
教師にならなくて、なんて良い書き方をしてしまったけど『なれない』が正しいです。
お詫びして訂正いたしません!!!!!
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