キッチン🍴三重の恵み🌿『田中佑樹』リレーコラム㉔番外編　前三重県知事「鈴木英敬」表敬訪問

三重県四日市出身、西麻布、割烹「伊勢すえよし」店主の田中と申します。
『美味しい恵みを未来に残す』をコンセプトに、循環型社会を地元三重に生み出す「三重の恵み」の代表を務めております。
三重の恵みと今回のプロジェクト「キッチン三重の恵み」の概要についてはこちらをご覧ください。

このリレーコラムでは
　生徒たちのコラムで「進行状況と体験を伝える」
　田中のコラムで「その裏にある手間の見える化」
という形で、生徒と田中が交互にリアルタイムで投稿しております。

■プログラムの進行具合

①～⑦オンライン訪問＋会議
⑧～⑬商品開発案会議＋試作
⑭商品テスト販売スタート＆インターネット販売スタート ←イマココ
⑮商品販売スタート

■全国の皆様お待たせしました！

本題の前に告知をさせていただきます！！
ついに、「三重のサチージョ」がインターネットで販売スタートする運びになりました！！
全国の皆様お待たせいたしました！！
アヒージョ＆パスタソース（海の課題を解決する三重のサチージョ）
2人前×4個で　2600円（税込み送料別途）
価格はギリギリまでお求めやすい価格になるよう全力を尽くしました！少しお高いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、未利用魚を活用魚にするためには、今までなかった流通を作る事が必要となります。

・漁業従事者の方の適切な処置
・伊勢志摩冷凍さんの迅速な瞬間凍結
・新たなルートのための運搬

新しい流通を実現させるために、3点を実施しました。
その上で加工、調理の工夫や食材の剪定など最後の最後まで美味しく、そしてお求めやすい価格にするために私たちは全力を尽くしました。

私たちの自信作！是非皆さんも日常にサスティナブルな食を取り入れてみてください！生徒と私によるアレンジレシピも毎月ついてます♪
詳しくはこちらをご覧ください！
＊完全受注生産の商品となります。販売期間は毎月15日から30日までです。毎月1日～14日はご注文受付しておりません。

■表敬訪問までの経緯

さて、それでは本題です。現在テスト販売とインターネット販売が開始しておりますが、少し遡って6月中旬に前三重県知事に表敬訪問させて頂きました。

東京にいる私はオンラインで参加させていただき、三重県内からは相可高校の生徒と先生、伊勢志摩冷凍の石川さん、友栄水産の橋本さんが県庁に訪問させていただきました。
詳しくは、相可高校放送部の山本さんがこちらの記事に良くまとめてくれていますので是非ご覧ください。

私のnoteの回では、”裏にある手間の見える化”をしてまいります。この「前三重県知事表敬訪問」の舞台裏について今回お話をさせて頂きたいと思います。

■勝負の15分間

実は、三重の恵みプロジェクトが始まった当初から元々繋がりのあった三重県庁フードイノベーション課の方に、色々と相談に乗っていただいておりました。
「三重の恵み」「キッチン三重の恵み」の概要は以前にもお伝えしてあったのですが、今回私たちの活動が”三重県の未来のための活動”ということをフードイノベーション課の方にご理解いただき、三重県としても応援すると言っていただきました。そして、応援の一環として表敬訪問という貴重な機会を作っていただきました。

三重の恵みが三重県の未来の活動として認められ応援いただけたのには、様々な理由があります。例えば炊き込みご飯の素のパッケージデザインに伊勢和紙を取り入れたり、鯛茶漬けのストーリーを商品に落とし込んでパンフレットを作成したり・・・。相可高校調理クラブと料理人田中佑樹だけではなく、それぞれのジャンルのスペシャリストである三重の恵みチームの協力で実現したことです。
普段黒子に徹していただいている三重の恵みのチームに改めて感謝！

さて、表敬訪問の日時が決まり、私たちがいただいた時間は15分間。

この15分間をどのように使うのか、、、
ここから色々と考えることになりました。
資料を見てもらう時間、知事に感想をお伺いする時間、生徒から説明する時間、それらをどのように15分間の中に構成していくのか、三重県庁さん、相可高校西岡先生、伊勢志摩冷凍石川さん、友栄水産橋本さんとたくさん話し合って決めていきました。

また、コロナ対策として、試食はその場所でするのではなく、昼食時に別部屋であらかじめ味見をしていただくことになりました。

私は「三重の恵み」と「キッチン三重の恵み」の取り組みについて最初の4分間で伝えるというミッションが、

杉森部長は三重のサチージョの料理説明とプロジェクトの想いを30秒で
渡邉副部長は小魚のから揚げの料理説明とプロジェクトの想いを30秒で伝えるというミッションがありました。

私も4分で説明をまとめるために、資料作成の準備を綿密に行いました。

田中が準備した資料の一コマ

そして杉森部長、渡邉副部長も何度もスピーチの練習を重ねてくれました。

加えて当日、杉森部長と渡邉副部長には、西岡先生と一緒に、”知事の試食の調理”と”現地でのディスプレイのセッティング”という大きなミッションもあります。器やお膳や、調理器具に至るまで、念入りに会議をしていきました。

盛付の器、配膳セットの検証

この15分にかける準備と想いが尋常ではないと部長も副部長も思った事でしょう。当日はきっと緊張していたかと思います。
実際私もオンラインながらかなり緊張しておりました。

■当日！用意周到！！忘れ物もなし！

いざ、当日！
相可高校組、伊勢志摩冷凍石川さん、友栄水産橋本さんには予定通り現地入りしてもらいました。

私の方はオンラインでの画面共有や音声などの動作確認も良好で準備万端。
知事の試食の提供も問題なく準備が進んでいると先生から連絡があり一安心しておりました。

そしてついに”勝負の15分間”が幕を開けました。

冒頭では皆さん緊張していた様子でしたが、前三重県知事の鈴木英敬さんが明るく気さくに話しかけてくださった事もあり、説明も会話もスムーズに進めることができました。

知事からのお言葉として、

プロジェクトに対しては『未利用魚を新たな価値をつけたり、三重県の食材の魅力を発信するチャンスの創出だったり、人材育成の場であったり、一石何鳥にでもなる素晴らしいプロジェクトですね！』

商品に対しては『味・うまいね！アヒージョなんで油のところと、魚の旨味というか濃さがそういうのがマッチしてお酒も進むし、いい感じだな、元気になる食べ物だなというふうに思いましたね。』

とお褒めの言葉を戴き、みんなとても嬉しい気持ちになりました。

キッチン三重の恵みのインスタグラムのアカウントで当日の様子の動画が見れますので、是非当日の緊張しながらもしっかりと準備をしている姿、きっちりと受け答えをしている部長と副部長の姿、そして前知事のお言葉を是非ご覧ください！！なお、このインスタグラムの動画も放送部の山本さんが編集をしてくれています！是非見てくださいね。

インスタグラムはこちら

15分間は気づけばあっという間に終わっておりました。
終了後、部長と副部長と西岡先生が記者の方々に囲まれたそうです。それほどのメディアの方からのリアクションがあったということです。

前知事からの感想もとても良かったですし、表敬訪問は無事成功！として終えられたかと思っております。

部長・副部長・西岡先生・石川さん・橋本さん大変お疲れ様でした！！
そして、この事を記録して発信するためにカメラを回し続けてくれた、放送部山本さん、久保田先生ありがとうございました！！

後日判明したのですが、なんと新聞４社さんにご掲載いただくことになりました！とっても嬉しいです！！

鈴木英敬前知事、表敬訪問ではありがとうございました！
そして三重県知事10年間大変お疲れ様でした。

■次回予告

一年生への引継ぎ！生徒から生徒への授業実施！！

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