仕事を辞めて一年以上経つ。 すっかり出不精になってしまった。 夫と子供が出勤・登校したあとの時間、 平日は、もはやこの世に存在しないかのように ほぼ家の中にいる。 ランニングの後、シャワーを浴びると同時に洗濯機を回す。 濡れた髪をタオルでまとめ、洗濯物を干し、掃除機をかける。 興味深いPodCastを聞きながら、他の家事をちょちょちょっとする。 何年も読めないままだった本を読み、 ギターで数少ないレパートリーを繰り返し、 気になるYouTubeを観る。 また本の続きを読
若いころ、自分がまあこんな歳になるなんてこと、じっくり考えたこともなかった。 生き物なので、もちろんいずれは年を取ることは分かっていても、どこか、ドラえもんの来た未来くらい遠い話の気がしてた。 考えないなりにも、なんとなくちゃんとした、それなりに良い感じの大人になってるでしょう的な、どこか他力本願チックな、願いなのか確信なのか分からないぼんやり感は持っていた気がする。 おおらかで、ゆとりがあって、優しくて、知性に溢れていて、幸せそうに周りに貢献している大人。 そんな私
郊外のちょっとしたテーマパークのような公園に来ていた。 そろそろ帰ろうと、出口に近い広場にいる時、 夫が、持ってたガラスのコップをうっかり落としてしまい、 子供の足元に割れて散らばった。 幸い子供に怪我はなかったが、他の人が怪我をしないように 私は急いで破片の片づけをしようと夫に声をかけた。 「はやく帰りたいし、ガソリンスタンド探さなきゃだし、 時間ないから、そんなのほっといていくぞ!」 「はああああ!!!!??????」 ちょ、ちょ、うそでしょ???そんな無責任な!
こないだ中学生の息子と、ひょんなことで笑ってたら ツボにはまって止まらなくなって、 ひー!ひー!ってお腹捩じらせて爆笑した後に、 ふと思った。 おお、気持ちいい!そう言えばこんな笑い方があったんだった! 子供の頃はそんな笑いで溢れてた気がする。 笑いすぎて、お腹痛い~~って言いながら、止まんなくって、 それが可笑しくて、もっと笑えてきて。 なにがそんなに可笑しかったのかは忘れてしまっても、 友達やきょうだい達と転げまわって笑ってた 楽しそうな光景を思い出すだけで、口元が
6年前に始めたジョギング。 寝不足の朝でも、前の晩ちょっと飲みすぎてても、自分に甘い私にしては珍しく続いている。一日おきだし、ほんの5,6kmではあるけど、これが私にちょうどいい。 近くの公園が自然いっぱいで気持ち良くて、走るのに最適で、どの季節も木々やお花が綺麗で、気持ちの良さを倍増させてくれる。 走りながら、ありがとうっていつも思う。 これまでちゃんと定期的に身体を動かすことしてきていなかったのに、しっかりしてくれてる身体にありがとうって思う。 週末、一緒に走りに
太陽ってすごい。 空が青くて晴れているだけで、こんなにも心地が良い。 それだけで人生問題なしっていう気持ちにさせてくれる。 いろんなあれもこれも、大丈夫!なんとかなるって思わせてくれる。 雲のない真っ青な晴れの空も、 白い羊みたいな雲がふわふわしている空も、 自然の中歩いているときの木漏れ日も、 窓から差し込んできて、本読んでる足元を包んでくれる暖かさも、 これ以上あり得んってくらいの夕陽の美しさも、 太陽のくれる演出で胸の中が満たされる感じ。 お洗濯ものも気持ちよく乾い