「戦争放棄組」対「軍備せよ組」

ウクライナの人達が戦っている相手…それは、何かイチャモンをつけては派兵して(時には「特別軍事作戦」を行い)オラつく、まさに覇権主義の軍事国家ですよね。

実のところ、盧溝橋事件から始まる満州事変をはじめ、それを戦中に散々実践してきた我が国が、戦後に再び実行する事を禁じるのが憲法9条だった訳ですもんね。

いま、国土防衛の名の下に、なぜか国民を戦争に駆り出したいかのような言説を述べる人たちの論法は、「ウクライナの様になりたくなければ軍備せよ」という話で、最初から噛み合わないんですよね。

じゃあ「軍備せよ」組が本当に、いざとなった時に機能するよう徹頭徹尾「備えているか」といえば、装備を購買していれば勝った気になる、という、ある意味でプーチン氏が陥った感覚に近いメンタリティですよね。

果たして、「いざ、が来て欲しくない」のは、実のところ「戦争放棄」組も、「軍備せよ」組も、なんら変わらないんですよね。

もっとも、「戦争放棄」組は、日本特有の独善的で過剰な優勝劣敗の価値観を他国に押し付けたくない、「軍備せよ」組は、実際には機能しない戦術戦略なき武装組織の張子の虎状態がバレたくない、と根っこが違うわけですが。

はて、では私たちは、いったい何と戦っているのか…。

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