NSCA第五章-3

レジスタンストレーニングへの適応を与える要因について

特異性とは
実施した運動様式に応じた効果が現れる
(他の運動様式の改善はほとんど見られない)
実施したトレーニングの収縮速度に応じた効果が現れる

性別
男女間での筋力、筋量、ホルモン濃度において著しい量的な差がある
筋力に関しての差は身体のサイズ、身体組成による
一定筋量当たりの力発揮能力には、性別による影響はない。
筋横断面積あたりの筋力に性差はない

年齢
30代から筋量は徐々に減少し始める=サルコペニア
一定筋量当たりの力発揮は減少する
速筋線維で顕著に現れる
レジスタンストレーニングによって高齢者の筋力と筋量を増加させる事は可能

遺伝
人間は遺伝的な潜在能力に制限されている
一般の人は遺伝的な潜在能力の範囲内で充分に身体の改善が可能

オーバートレーニング
トレーニングを過度に行った状態
停滞と全身疲労を引き起こし、パフォーマンスを低下させる
原因として主に強度が高すぎる、量が多すぎる事が原因
ピリオダイゼーションを用いた量、強度、休息に変化を出せる事が重要
オーバートレーニングの徵候が出現した場合の最も効果的な対処法は休息である
オーバーリーチング→過度のトレーニング量や強度により、短時間で急性疲労を起こす事
ただし2〜3日で回復する
身体作りの段階として、計画的に組み入れる事もある

ディトレーニングとは
トレーニングを中心した時に起こる生理学的、及びパフェーマンスの適応
→筋量の減少(筋力の低下)、神経系機能の低下、パワーの低下など
特に速筋は早く委縮する、しかし、短期間(14日)のディトレーニングでは影響はほとんどない
等尺性筋力は他の様式の筋力より急速に衰えるようである
週1〜2回のトレーニングで筋力の維持は可能

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