見出し画像

人虫族で見るかわいい虫5選

この記事は「カニ人アドカレ2021」22日目の記事です。
21日目の記事はこちら

この記事にはリアルな虫は出てきません。全部人虫族で解説するのでご安心ください。

虫は好きですか? 私は大好きです。哺乳類より好き(哺乳類も好きです)。なので人虫編が始まった時はもう大歓喜だったのですが……

虫嫌いヘンタイニンゲンが思ったより多い!?!?!?!?!?

結果的に人虫族編は続き人気投票もできたのでよかったのですが、このツイートが出てきた時はお気持ちツイートをしてしまうレベルの衝撃を受けました。

いやだってさ……カニ人ワールドの子達の原種って結構一般的にみてキモいのも多くない? それを愛でてるヘンタイニンゲンたちが人虫族だけダメなんてことある?

虫嫌いヘンタイニンゲン諸氏にはぜひカニ人ワールドデザインの人虫族たちを入り口に虫を好きになってもらいたい、というわけでこの記事は、虫が苦手なヘンタイニンゲンに向けて、人虫族を使って可愛い虫の可愛いポイントを解説する記事です。ちなみに「可愛い」の基準は完全に独断と偏見ではありますが、できるだけ親しみやすいものを選ぶ努力はしました。

1 カイコ

トップバッターはカイコです。カイコといえば可愛い、可愛いといえばカイコですからね。カイコ人虫ちゃんは人気投票でもトップの超人気者なのできっと原種も親しみやすく感じるはずです。

カイコの可愛いポイントですが、特にみんな思ってるんじゃないかなと思うのは白くてもふもふしているところです。個人的には大きなお目目や櫛形の触角も魅力的だと思います(虫の触角がめちゃくちゃ好き)。

カイコ人虫ちゃんに取らせるには無茶なポーズですがこんな感じで触覚をくしくししているめっっっっちゃかわいいカイコの動画をこの前Twitterで見かけました。URLわかんなくなっちゃったけど。

代わりにYouTubeにあるおすすめのカイコ動画のURLを載せます。この動画でも26秒ぐらいから少しだけ触覚くしくしが見れます!(リンク先は本物の虫です)

【可愛い】カイコの1日のルーティンが判明しました

虫苦手でも見やすいのではと思われる動画をチョイスしました。勇気を出して一度見てみてください。無理だったらごめん

カイコは翅がありはしますが、飛べません(羽ばたくことはできます)。餌も食べません。成虫になってからは餌を食べないという虫は結構いますが、カイコの場合幼虫の頃も、目の前にあるものは全部食べるんですけど、自分で餌を探したりはできません。完全に人間に飼い慣らされていて、野生回帰能力を失ってしまった唯一の家畜化動物です。なので人間が餌の桑の葉を頑張ってお蚕様に献上する必要があります。桑の葉も大体カイコを育てる養蚕業の方が栽培しているので、ヒエラルキーはお蚕様>>>>桑の葉>人間です。

もふもふで飛ばなくてごはんも食べない。これはもうぬいぐるみですね。カイコ≒ぬいぐるみです。ぬいぐるみ職人なのもそういうことでしょう。カイコ人虫ちゃんが原種を模したぬいぐるみ売ってたら100個買っちゃうな。

蛾は実は本当に可愛いのでぜひ原種も見てみて欲しいな。多分蛾の中でトップクラスに親しみやすくて可愛いのがカイコだと思います、家畜だし。その次はオオスカシバかなと個人的には思っています。オオスカシバはほんとに可愛いですよ。翅が透明なので、蝶とか蛾の鱗粉がマジ無理って人におすすめかも。

2 イモムシ

続いてイモムシです。このイモムシがなんのイモムシモチーフなのかわからないのですが、お姉さんはモンシロチョウっぽく見えますね。

イモムシと一口に言っても色々で見た目も全然違いますから、イモムシ全般について話しますね。にしてもなんのイモムシだろ。線とか入ってるし見た目だけならモンシロチョウよりはアゲハとかに近い気がするけどわかりません。お尻の武器を体の一部とみなすとスズメガ系の幼虫かもしれませんが……。スズメガの幼虫は大体お尻にツノが生えています!可愛いね。

イモムシのおすすめ動画はこれです↓

はらぺこいもむし The Very Hungry Caterpillar 

セスジスズメという幼虫が葉っぱをもぐもぐ食べている動画です。かわいい。青虫じゃないけど。スズメガの仲間なのでお尻のツノもあります。可愛いです。

イモムシのかわいいポイントですが、激推ししたいのは「あし」です。

虫の脚の数を知っていますか? 虫の脚の数は6本です。イモムシも例外ではありません。あれ?でもあしみたいなのいっぱいない?丸いやつ……これはですね、「腹脚」といいます。あし「みたいな」器官です。普通脚は胸部から生えるんですがこれはお腹から生えてるのでお腹の脚なんですね。

この脚がね〜ぽてっとしてて可愛いんですよ。短くて歩くのに使われている。この点においてミニチュアダックスフンドの脚と同じですからイモムシは実質脚がいっぱい生えたミニチュアダックスフンドですね。

脚がいっぱい生えたミニチュアダックスフンドは怖いか……。

3 セミ

セミ人虫ちゃんもなんのセミだかわかりませんね。これはマジでわからない。翅もみえないし。セミはいろんな種類がありますが個人的には透明な羽の子が好きです。というか透明な羽の虫が好きなんですね。このあと紹介するウスバカゲロウもそうだし。

みなさんセミとりとか子供の頃してましたか? 私はよくしていて、虫かごの中に大量のセミを入れて持ち帰り家の中で騒音公害を起こしていました。

セミは本当に、どんな種類でもお顔が可愛いし、あと食べても美味しいらしいので素晴らしい虫です。ちなみに私は食べたことありません。次の夏には食べたいと思っています。

個人的にセミの最も可愛いと思うところは歩き方です。基本飛んでるところしか見ないと思うんですが、たまに飛べなくなったのか飛ぶ気分じゃないのか歩いている様子を見ることができます。

この歩き方がほんッッッっとにカワイイんですよ…………。

【マニアック】蝉が寄ってきました。 friendly cicada! せみ なつく maniac

この動画がわかりやすいかな。可愛いです。

あと個人的にセミファイナル(そこらへんに転がってる死んでると思ったセミが実は生きてて暴れ出すアレ)は生命を感じて好きですが、虫嫌いな人はあれめっちゃ苦手そう。

4 オケラ

オケラはガチで可愛いです。ほんっっっとに可愛い。私が一番好きなのはそのデケ〜前脚。こいつで土を掘ります。上半分はエビの頭、下半身はコオロギみたいな感じの見た目です。実際コオロギの仲間です。味もコオロギに似てんのかな。最近いろんなところでコオロギせんべいが売ってるのをみますが、普通に美味しいのでアレルギーとかなければ一度食べてみてほしい。同居人が言ってたんですが地面タイプのえびせんって感じの味がします。

オケラ人虫ちゃんもそうですが、手が「ぱー」の形をしています。モグラに似てますね。これは収斂進化といって、同じような環境で生きる別の生き物が同じような見た目に進化することを言います。

モグラと似ている場所はもう一つあって、それは体表に生える毛です。体の表面に細かい毛が生えててよごれがつきにくいようになっています。

私はやったことないんですが、捕まえて手の中に持つと指の間を掻き分けて抜けようとするらしいです。可愛すぎる!!!!!!一生に一度は体験したいです。土掘りまくって探そうかな。どうぶつの森みたいに

オケラ(ケラ)を捕まえたらやってほしい事 Mole cricket

この動画でその様子を見ることができます。めっちゃ可愛い〜…………。

5 ウスバカゲロウ

ウスバカゲロウはカゲロウとついていますがカゲロウ目ではなく、アミメカゲロウ目ウスバカゲロウ上科ウスバカゲロウ科の昆虫です。

絵でもわかるとおり細長〜い体がトンボと似てます。でも飛ぶのは下手でふらふら飛びます。かわいい。「極楽トンボ」と呼ばれたりもします。

ウスバカゲロウ人虫ちゃんがトンボ人虫ちゃんをライバルと認識してるのはそういう理由かもしれません。

飛び方が弱々しい割には肉食です。羽虫とか食べます。ウスバカゲロウ人虫ちゃんが獰猛なのはそういうところから来てるのかな?

透明な翅がすごく綺麗で、うまく光を当てると綺麗に色を反射します。

「どくとるマンボウ昆虫記」という面白い本があるのですが、その中では「ウスバカゲロウは薄馬鹿下郎だと思っていた」とひどいことを言われています。どくとるマンボウ昆虫記は面白いのでおすすめです。

幼虫の頃はアリジゴクと呼ばれます。アリジゴクは巣に落ちてきたアリを食べるイメージがあると思いますが、別にアリ以外も食べます。後ろにしか下がれなくて可愛いです。さらさらした砂にアリジゴクの穴を見つけたら掘って探してみてください。かわいいので。

おわりに

カワイイかも……気になるかも……と思う虫はいましたか? 人虫ちゃんを入り口に原種の方にも興味を持っていただければ虫好きヘンタイニンゲンとしては嬉しいです。

ちなみに私が一番好きな虫はチャイロコメノゴミムシダマシです。幼虫はいわゆるミルワームですね。ゴミムシダマシは本当に面白い多様なグループでその中でもチャイロコメノゴミムシダマシは親しみやすくそこら辺のペットショップで簡単に購入できて飼育ノウハウもいっぱいあって幼虫〜サナギのうちは食べてもまあまあ美味しいという最高の虫です。残念ながらチャイロコメノゴミムシダマシ人虫ちゃんはいないので紹介できませんでしたが……。

この記事で紹介した動画は本当に可愛いのでほんと見てください 可愛いので お願いします。以上

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?