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あちらにいる鬼


本屋に行って
本を選ぶってチャンスが
なかなかないので
購入した本を
読み返している…..

"あちらにいる鬼"は
瀬戸内寂聴さん
井上光晴さん
井上光晴さんの奥さん
の人間模様を
娘で作家の
井上荒野さんが執筆した
作品だ。

クセの強い3人の
生きざまを娘の視点で
俯瞰して描いている
この作品は
人の業を
これでもか?と描き
凄い!って苦しくなる。

昔むかし
小6の秋のある1日
子ども心に強く残る人が
いた….登校する時
下校する時….外に出ると

綺麗な女の人が
じっと私を見つめている。
なんか不穏な空気感を
感じながら怖い….
誰かに話したい….けど
まだまだ子どもだった私は
誰にも云わず….
   大人になった。

ある日
父の思い出話しをして
いる流れから
母がポロリとこぼした
"かよさん"と呼ばれる
父が囲っていた
お妾さんの存在を
知り全てのパズルが
私の中でパチンと合わさった……そんな氣がした。

そんなこんな私が再び読む
この作品は余計に胸に
せまる….. 
子ども時代に
浴びていた飛沫が
今日…痛い。

  ラブ&ピース


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