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ケーキ

LeTAOという
洋菓子屋さんがある….
初めて
ドゥブルフロマージュを
食べた時は
まさに目が点になった。

お客文化の高知で
生まれ育ったので
甘い物を食べたいと
思った事が私はなかった。

そんな私だから
亡くなった夫と
学生時代
映画館デートに
エライ氣をきかせて
"ビールとさきスルメ"を
持っていったら
"コーラとポップコーンやろ"
と顰蹙をかってしまい
びっくりしたがな。

後に知ったが
ケーキをワンホール
食べる人だった。

舅が会社を経営して
いたので頂き物の
お菓子を姑と二人で
いつも食べていたのだろ….
甘い物を食べる男子を
初めてみて驚嘆した。
当時
まだ一般的でない
"痛風"という
田舎者の私なぞ聞いた事も
ない病に17才で
罹患していたとは…..
20才の私に教えたやりたい
"好きになってもかまんけど
見かけと優しさに負けて
結婚したらいかんぞね" 

結婚して以降
病気の問屋かな?と
いう程
よく病気をした人だった。

無農薬野菜や
食品添加物等々の事を
学習する様になった
きっかけは
家族が健やかに生活
したいという切実な
思いからだった。

ふと思う…..
何でも氣がつくのが遅い。
でも……
色々あっての今がある。
反省はするが 
後悔はしないが
    モットーだ。
今日
LeTAOから
誕生日ケーキ
スフレプディング
フロマージュ
ドゥブルフロマージュが
届いた
相棒は甘い物にめがない。
私も年齢を重ねて
甘い物を
食べる楽しみを知った。

『桜菓子
  夢のごとくに
     この世すぐ』
       長谷川櫂作
*お客とは
 宴会の事です。
 茶菓の接待より
 酒を飲み
 皿鉢料理で盛り上がる
 高知ならではの
 おもてなし。*


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