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京都

今日は
晴れ間があり
洗濯物がよく乾き
嬉しい日和だ。
一仕事終わり…

家人は
大学に講義に出掛け留守。
午後から
しばらくフリータイムだ。
暫し
読書を楽しんだ….
目の疲労が目下の悩み。

YouTubeに耽溺するかな
とあれこれみていると
突然
京都の風景が現れ
舞妓さんの可愛い姿が
画面に広がった…..
随分
昔の話だが
知人の中学3年生の娘が
夏休みのある晩に
"お母さん!お腹が痛い"と
苦しんでいるので
119に電話すると
直に救急搬送されて
病院に着いたら…..
なんと
医師から
"今から出産です"
と告げられ
余りの事に驚愕したが
事実を曲げる事も出来ず
生まれた子どもは
実子として届けた。
とか….
きれいな娘は中学卒業して
"舞妓さんになる"と
云って
ある場所で面接を受けたら
"あんたは子どもを生んでる
 やろ。
 舞妓にはなられへん"
一見で断わられた逸話は
聞いた私の胸の中に
強い印象を与え今もある。
人を見抜くプロのいる
厳しい世界を垣間見た
そんな風に感じた。

綺麗な着物の褄を
左手でしっかり握り
右手には"お座敷かご"を
持ち
"おこぼ"と呼ばれる
10cmはあろうかと
思われる履き物をはき
背にはだらりの帯が
揺らめき美しい舞妓さん。

日々の躾に芸事の鍛練を
自らに課して生きる
今どき珍しい
己を磨き鍛えられる
場所を選んでいる女性。

愛らしく綺麗だけでは
ない….
端然とした佇まいに
      打たれた。

バーチャルな世界で
〇〇のふりをしながら
繋がり
浅い世界で生きる人とは
格段な世界がまだまだ残る
古都"京都"とこしえにと
感無量だった。

  『美しき
    舞妓来てをり
       夏芝居』 

       町春草作

   ラブ&ピース

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