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氷菓


家庭用のかき氷マシンを
持っていた。
季節のフルーツを
乗っけて
お3時の子どもが喜ぶ
夏ならではのおやつ。
遊びにきた友だちも
一緒にわいわいと
賑やかに食べる…..
家の前の道が3軒隣で
行き止まり….
小高い土地には
うちを入れて10軒のみ。

前の道がよい遊び場になり
いつも
子どもたちが賑やかに
色んな遊びをしていて
遊びに飽きる事はない。

今や
様変わりした子どもたちの
遊び事情……
私の子ども時代は
お金がなくても何でも
ある物を使って
楽しく毎日遊び呆けていたと思い出す…..

41年余り
子ども相手の教室を
運営してきたが
ある日
教室の中で週末に
繁華街で映画を観る為の
計画書が
忘れ物としてあった。
小学生の子どもが
予算額5000円。
映画みてグッズを買う
ランチしてと細かい
記述があって
今時の
子どもの遊び事情に
何だかなぁと困惑を覚え
市内でも
富裕層と呼ばれる人の
住む土地柄か?
1日で小遣いを5000円?
って…..と違和感があり
今でも強く心に残って
いる。
あれから10年余り過ぎた。

度々の転居で
活躍していた
かき氷マシン
わた菓子マシンも
1人息子が成長して
活躍の場を失い今はない。

『七宝の匙
  きらきらと
     氷菓子』
    永島理江子作

   ラブ&ピース
     






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