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骨董品

茹だるような暑さの
今日
久しぶりに
「なんでも鑑定団」を
みている…..
出品者の熱い思いにも
関わらず贋作だったり
すると肩を落とし意気消沈
何だか直ぐ近くにいる人の
事のように感じて氣の毒。
骨董品の真贋を
見分ける程の眼力は
ないが
お店に入り直感で
"あっ!これが好き"と
アンテナがピッと
反応する物を購入して….
生活の中に馴染んでくる
様を若い頃から楽しんで
いた。
博多に来てからは
仲良しの友だちと暇を
みつけては博多駅から
徒歩圏内の骨董店に
出かけていた。
花入れにするつもりで
買った品々は
今や
殆どが息子の家にある。

家人は書道家で
書道にまつわる様々な
品々を所蔵している。
私には未知の世界の
硯や筆筒や掛け軸に
凝った作りの
筆や中国清時代の
宮廷用の紙とかがある。
茶碗や皿にしか
興味がなかった私だが…
文房具の世界も深くて広い
と知った…..
なんでも
少しずつ手放していくと
決めているようで
年2回は業者の方がくる。
コレクターとしての
矜持をもって
"後世に残していく"
役割を粛々と実施している。
素晴らしいあり方だと
私は常日頃感心している。
文化大革命で焼かれたり
壊されたり….
海外に流出した
物を中国が買い戻して
いるとか
バイヤーさん同士の
品物を買い取りたい
意気込みが年々加速しているようだ。
骨董品は1点物が多くて
尚更に価値がある。
よい縁のある方の手元に
必ず届くって信じている。
家人は賢明な人だから
売り時をみながら
次の持ち主に渡して
いくだろう。
久々に骨董の楽しさを
味わい濃い1日だった。 

   ラブ&ピース  






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