年末の差し入れは…
【AYA世代息子のALL闘病日記.49】
2クール目の抗がん剤治療が終わりました。
2クール目は抗がん剤の投与回数が少ないのですが、早速副作用が徐々に強くなってきているようです。
最初に出ていた症状は身体の痒み。
そして、今出ている症状は胃のむかつき感。
胃が重たい感じがして食欲が低下しています。
胃が重たい感じを息子がどう表現したかというと…
グリム童話のオオカミと7匹の子やぎに出てくる、子やぎのお母さんから懲らしめられたオオカミのお腹のように
お腹がゴロゴロと重く石が詰められたような感じだと。
ふむ、表現が保育園時代のまんまやね…。
^_^;
以前ブログにも書いたけど、病院食は魚料理が多くて飽きてしまっているし、
もともと三角食べ(主食→主菜→副菜と順番に一口ずつ食べていく食べ方)が出来ない息子は、
なんとか飽きてしまったおかずを食べ終えたそのあとの白ご飯を食べるのがかなり苦痛らしい。
最初の入院で持たせたミニパックのふりかけもすでに残量が少なく、しかも
ふりかけももう飽きてしまったと。
そして、息子は食欲が落ちてから致命的な忘れ物をしていたことに気づいたらしい。
致命的な忘れ物とは何かというと…。
おばあちゃんちで漬けた梅干し。
おばあちゃんちの梅干しは市販ではあまりない昔ながらのとっても酸っぱい梅干し。
梅干しってそれぞれの好みがあって家庭の味っていうのが出ますよねー。
おばあちゃんちのは塩分ははっきり聞いてないけど13%くらいの塩分濃度はあったと思う。
なので白ごはんを食べるのにとてもいい仕事をしてくれるので、前回の入院では持たせたのですが、
今回の入院ではすっかりその梅干しを持って行くのを忘れてしまっていたのです。
息子から食欲がなくて気持ち悪いけど、おばあちゃんの梅干しがあれば白ごはんが食べられそうと言われて、
急いでクルマを走らせましたーー!
なんとかこのしんどい副作用を乗り切って欲しいという一心で梅干しとふりかけのミニパックを携えて往復2時間かけてお届けしました。
すると、やっぱり
「梅干しは偉大。白ごはんだけは全部食べれた。」
というLINEが来ました。
ひとまずご飯が食べられてよかったですー。
年末年始をこんな形で病院で過ごすなんて初体験。
病院のベッドで新年を迎えるってことは、人生のうちにそう何度もあることではないと思いたい。
副作用がなんとか早く治まりますように。祈りをこめて…。
次回に続く。
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