明けない夜はない
【AYA世代息子のALL闘病日記.68】
先日、待ちに待っていた抗がん剤治療の成果を判定する微小残像病変(MRD)の結果が出ました。
結果は陰性。
よって、今後の治療はこれまで通り抗がん剤の多剤併用で進め、骨髄移植という選択肢は一旦なしで、経過をみていく方針になりました。
いや、これ、ほんとによかったです。
医学的には、まだこの先、感染症や合併症が起こったり、肝臓や腎臓の機能不全が起こってもおかしくない状態ではあるので何とも言えませんが、
ひとまず大きな山は越えたというところでしょうかね。
骨髄移植になるようであれば、さすがに家族が離れているのは不安な面もあるとのことで、
実家の近くで骨髄移植が出来る病院に転院するという段取りにしていたのですが、
このまま、馴染みの消防車や救急車が出動していく光景が見られる環境で治療を続けられるとわかり、息子もほんとに一安心したようです。
息子が骨髄移植になった時のために…とドナー候補予定の娘は偏った食生活も正そうと努力してたけど、「ドナーは回避」となったら元の食生活に戻りそうやな(-_-;)
スピリチュアル的なことを言うと、息子の病気をきっかけに、めっちゃ病気の意味の掘り下げもしたし、なりふり構わず神頼みもしました。^^;
病気には必ず意味がある。
と、その観点からスタートして、息子や私自身、家族、血の繋がり、関わってくれている人々諸々の課題を過去も含めて洗い出しました。
最初は点ばかりだったのが少しずつ線になり、そして円になって繋がったのがわかった時、
鳥肌が立つのと同時に、とんでもない宇宙の采配に絶句しました。
そこに気付いたあとの、このMRD陰性という結果。
この結果を聞いた時、スピリチュアル的な意味合いの宇宙の添削が終わった気がして、「やっぱりそうだったか…」と病気の全貌が観えたように感じたのです。
息子の病気を発端に、家族みんな、(ヘンな話しと思われるかもだけど)一族郎党で一つのことに向き合う課題(カルマ=業)がみえてきました。
このあたりの課題については、家族それぞれの想いと環境がとても複雑に入り組んでいてなかなかここで説明するのは難しいので、
病気の意味にはどんなことがあるのか等々、気になる方には、深い潜在意識に向き合う個人セッションの中でシェアさせていただこうと思います。
この約5ヶ月間、息子も当然しんどいけど、私たち家族も先が見えず悩みました。
息子は息子で治療をがんばる。
私たち家族は息子を寛解にもっていくために私たちに課せられた課題に向き合い、一つずつ課題をクリアし、癒していく。
これらはまるで、絡まった紐を少しずつ根気強く解いていく作業にも似ていると思う。
こんなことを書いているとまるで、終わったかのように感じるけど、
まだ、息子の治療は入院だけでもあと3クールも残っています。
そこからさらに通院しながら年単位の治療が続くのです。
まだまだ絡まった古い思考の玉っころは残っているので、焦らず、ゆっくりと地道に紐解きながら課題を終わらせていこうと思います。
私たちはひとりじゃない。
どんなに辛いことがあっても、
たとえ神に見放されたように感じたとしても、
明けない夜はない。
必ず朝日は登るのです!
そう信じて、
残りの治療をみんなで乗り越えていこう!
次回へ続く。
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