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闘病生活にバリカンを添えて

【AYA世代息子のALL闘病日記.69】

新年度になり、いろいろとブログが追いついてないけど、息子の治療は順調に進み無事にA2療法が終わりました。

A2療法というのは、A、B、Cと3種類ある抗がん剤の治療計画のうち、入院当初の昨年11月に初めて使ったAコースの抗がん剤をもう1回繰り返す、Aコースの2回目という意味。

血液検査のデータ的には抗がん剤を入れ始めてから9日後に白血球は300!(正常値は3300~8600位)、血小板数は36,000(正常値は158,000~348,000位)まで下がり、

結局血小板の輸血を3回ほど、白血球数をあげる皮下注射を10回ほどやったとのこと。

この数値だけをみたらとんでもないことが息子の体内で起こっていることがわかるのですが、

今回の治療では、血球の低下はあれど体調的にはあんまりしんどくなかったようで、

前回の経験を活かして口内炎が出来ないように、約2時間ごとのトイレに行くたびに歯磨き、うがいを繰り返したそうです。

その結果、なんと1度も口内炎を起こすことなく経過できたとのこと。

私達家族も息子の体調の変化に耳慣れてきたというのもあって、血球が下がったとか、肝機能がイマイチ・・と聞いてもあんまり驚かなくなってきました。

良いんだか、悪いんだか(^^;

なんか、いろんなことがあってもあんまり動じなくなってきた感はあります。

ただ、、、

残念なことに今回は脱毛が目立ってきたようで、ベッドや枕に落ちた毛を見るとやっぱりイヤになる。

しかも、キレイに抜けてくれればいいのにまばらに抜けてきてしまい、見るからに、いかにも病気っぽい頭になってしまった・・と。

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まぁ、病気なんだけどね。

この写真、本人の了承を得て載っけております。

リアルに「こうなるよ」って言うのを言いたいらしい。

息子はこの頭を鏡で見るたびにテンションが下がると言うておりました。

しかも、冬場はニット帽を被っていれば隠せるけど、暖かくなってくると頭が蒸れてしまうから帽子を被るのも不快と。

周りの人から見られていると思うと、自分のイイ状態でない自分ってイヤですよね。

闘病中のボディイメージって精神的にも大きく影響するんだなって改めて思います。


おかげさまで

大きな合併症を起こすこともなく、無事一時退院へ。

家に帰宅するなり最初にやったことはもちろん、

バリカンで剃髪!!

そして、こうなりました。

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やっぱり、スキンヘッドにした方が

自分が人目を気にすることなく、堂々と歩けると。

潔いです。

ヘモグロビンはようやく10まで上がってきたところ(正常値は13.7〜16.8)で、

まだまだ顔色は冴えませんが、一時退院中にお肉やら何やら、食べたい物をたくさん食べたらもう少し上がるでしょう。

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(これから食べ歩きするルーティングを思案中の図。)

バリカン買っててよかった。

ちなみに私自身も自ら人生初のツーブロック体験しました!

闘病生活にバリカンを添えて(^_^)v

次回へ続く。




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