告知から1年経った今・・・
【AYA世代息子のALL闘病日記.85】
11月に入りましたね。
しばらくご無沙汰しておりましたが、今日息子が告知をされてからちょうど1年が経ちましたので、今の様子をお伝えしておこうと思います。
息子が急性白血病と診断・告知されたのが2021年11月2日。
3日は祝日で入院が出来ず、翌日入院し治療が始まりました。
入院時の骨髄の精密検査の結果で「急性リンパ性白血病(ALL)のフィラデルフィア染色体陰性」という事がわかり、骨髄移植をせずに抗がん剤を多剤併用投与する方針で治療をすることに決定。
そこから約8か月間入退院を繰り返し苦しい治療を乗り越えてきました。
当時のnoteを読み返すと、1年前のショックが走馬灯のように蘇ってきて涙が溢れます。
そして、読み返していくうちに「そんなこともあったね・・」と忘れてしまっていることも多くて。
もう、今となっては細かいことまで覚えていないけど、こうやって息子の治療の経過や症状の変化、家族の戸惑いと気持ちの移り変わりを振り返ることができて、
ほんとに、
青天の霹靂で、奈落の底に突き落とされたような経験からがんばって蘇って帰ってきたな・・・と安堵しています。
これまでにも日本全国から応援のメッセージをたくさんいただきましたし、
先日はなんと、息子のインスタから興味をもっていただいた方がわたしのイベントに参加されたりして、
息子の病気をきっかけにたくさんの温かいご支援と気づき、ご縁をいただき、本当に感謝しております。
面白いことに息子には日本各地に息子を心配してくれる父や母のような存在がたくさんいてくれてるのです♡
いつも心強いサポートありがとうございます。
さて、
息子は6月に入院治療を終え、日常生活に戻りリハビリをしながら事務作業中心の日勤業務で職場に戻ることができました。
今は平日に時差出勤、勤務終了後に職場でのトレーニング付き。
なんと元気な日は足腰鍛えるために仕事の帰り道を約3時間かけて歩いて帰っているらしい!
まぁ、消防学校では山を2つ歩いて越えることくらいフツーっていう訓練を受けてきたようですから(爆)
最近は2時間半で帰れるようになったよーって。
恐るべし消防士ww
すでに、足腰はわたしなんかよりもはるかに鍛え上げられています。
週末は車やバイクで思い立ったところに出向いたり、
入院中に勉強させてもらった「ドア開放ができる消防士像」を想い描いて、全国の消防士たちがプライベートで研鑽を積んでいる勉強会に参加したりと自分のやりたいことを謳歌しながら
月に1回の受診時に維持療法として外来で検査、抗がん剤の投与をするという毎日を送っています。
今後は来年4月からの当務(24時間救急や消防の現場)への復帰をめざしてがんばっています。
ぼちぼちお弁当も自分で作っているらしい。偉いね。
息子の言葉を借りると、
「自分が遊びに行きたいと思った時に行けるってすごいこと。
日中の陽射しの暑さも、夕方の風の心地よさも、朝晩の冷え込みも
それを肌で感じられるってすごいことよ。
24時間集中管理された無菌室の中では感じられない空気を感じられるということは、本当にありがたいことなんだ」
と。
息子からこんな言葉を聞くまで、そんなことは思ってもみなかったので、
日常の当たり前と思っている光景や季節の移ろい、お天気さえもありがたいと感じるって、まさに修行者の心持ちやん!と感心しました。
そうね、それだけのことはやってきたのかも。
ただ、、、
息子の様子を見ていて、少し気になることがありました。
それは・・・
長くなりましたので次回に続きます。
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