これで入院治療は終わりに。
【AYA世代息子のALL闘病日記.77】
いよいよ最後の入院。
これで入院治療は終わりになる。
とうとうここまできた。
長かった。
青天の霹靂ってこーゆーこと…と呆然となったあの日。
いつも通っている道端の銀杏並木が急にモノクロに見えた11月のあの日から
丸っと7ヶ月が過ぎた。
あれから、季節も変わって
秋から、冬が過ぎて、
なんとか春もきてくれた。
そして、ギンギンの夏がもうすぐそこまで来てる。
一時退院の度に、往復2時間かけて息子を運んだ都市高速。
病院食が食べられない息子に晩ご飯を運んだ3号線。
今では、いつも通ってるあの銀杏並木も新緑に見える。
やっべ。
涙が出てくる。
勝手に。
なんの涙なんかな?
久しぶりに、もがいたよね。
なりふり構わず。
いつもは人の悩みを聴く側のはず。
だけど、ここ数ヶ月はさすがに、
私も誰かに縋りたかったみたい。
そして、たくさん縋らせてもらったねー。
家族、仲間、同僚、同期、友人、知人、同じ病気で闘う患者さんの家族。
時には常連クライアントさんにもf^_^;
息子がお世話になった消防士の諸先輩方、リアルには会ったことがなくても同じ志をもつ仲間達。
そして、目に見えない存在達にも助けてもらった。
あらゆる神、仏、ハイヤーセルフ、創造主にはほんとにたくさんアクセスしたよ。
おかげで今まで以上に「祈り」と「信じる事」のチカラ強さを知ったかな。
息子が病気になったことを、決してよかったとは思わないけど、
息子が病気にならなければ、気付かずにやり過ごしてしまっていたであろう事がたくさんあった。
白血病とは?
生命とは?
病気を持つ子どもと兄妹への関わり方
家族が向き合うべき課題。
そもそも病気云々関係なく、親としての在り方とか、
子どものチカラを信じること。
無条件の愛。
患者家族としてサポートする側にとって必要なこと。
…挙げだしたらキリがないε-(´∀`; )
この病気を通して
息子は生まれ変わったようにメンタルも思考も成長した。
そうなるように導いてくれた周りの大人達も凄いけど、
カラダもココロもボロボロになりながらも、今やるべきことをしっかり前向きに捉えてじっと耐えた息子は、本当にすごい。
よく頑張った。
ひとつ目のゴールまであと一歩。
この山をひとつ越えたら、また向こうに山が見えてくるんだよね。
ずっとその繰り返し。
だけど、まずは、頑張った息子を褒めてあげたい。
よくやった!と。
母は、あなたからたくさん学ばせてもらいました。
そして、息子や私達家族に関わってくれた全ての人達に感謝と尊敬の意をこめて。
感謝してもし切れないほどのサポートを、ありがとうございます。
今、この1分1秒も
私や息子の周りには同じ病気と闘っている仲間達とその家族がたくさんいます。
辛い治療に挑み、生命の危機に怯えながら一筋の光が差してくることを必死に祈っている人たちがいる。
その仲間達にも無条件の愛と光が燦々と降り注ぎ、一日も早く、家族みんなが笑顔になれますように。
なんだかいろんな感情が沸いてきて全然まとまりませんが、このブログはまだ終わりではありません。(たぶん^^;)
息子はこれから急性リンパ性白血病(ALL)という病気を背負って治療を継続しながら消防士として職場復帰を果たすことを目標に頑張っていきます。
息子が本退院になった暁には、
今度は第2ステージとして、ALL患者家族の社会復帰サポート編みたいなことを書いていけたらと思います。
さぁ、最後の抗がん剤が入ったそうです。
あと1週間、頑張れ!息子!!
次に続きます。