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置いてけぼりにならないように

AYA世代息子の ALL闘病日記.24

引っ越しや保険関係の契約変更云々でバタバタしている間に息子の治療はどんどん進んでいきます。

最近のうっしー家の1日は家族LINEで息子の体調を確認することから始まる。

調子はどうか?吐き気は?ご飯食べられそう?等々

日中のLINEの内容はほぼ、息子の治療や手続きに関する事。

単身赴任中の主人と決まった内容をシェアするために息子との個人LINEではなく、家族LINEでやりとりをしていました。

が…。

2週めに入った頃からだんだんと娘が会話に入って来なくなり、

ふと気付くと娘のコメントが全部「送信取消」になっている。

これまで娘が家族LINEにあげてたうちの元地域ネコ最澄さんの動画や私たち家族の写メなども消されていて、

何かおかしいって気付く。

ちょうどその頃の私は、このブログを書く時間に加え、動画で病気のことについて読み漁ったりあちこちからいただく応援メッセージに返信しなきゃってスマホに向かう時間が増え、

それ以外は仕事に出るまでに家事を裁いたり、おばあちゃんちに様子を見に行ったりして慌ただしく、

夜勤から帰ってきた時は娘は家に居ないという、完全なるすれ違い。

娘が大学から帰宅しても私の顔を見ることもなく自分の部屋にこもり、そして翌朝は私に声をかけることもなく学校へ。

もともと、ややエンパス気質がある娘なので、この3週間で家族間の会話の内容が様変わりしてしまったことで娘もかなり影響を受けていて、

メンタルギリギリの状態であることは雰囲気でわかったのですが、

娘を気遣う余裕がありませんでした(´-`).。oO

なんだかんだと忙しさにかまけて娘のことは後回しにしてたように思います。

私が夜勤でいない間に主人が娘の話しを聴いてくれてはじめて

「ママが忙しくしてたから何て声かけたらいいかわからんかった。

子どもはお兄ちゃんだけなんかな、私のことはどうでもいいんかなーと思って寂しかった。」

と感じていたことがわかりました。

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いやぁ、不覚にも。

まさか、そんなさぁ、子どもじゃあるまいし…

ってまだ子ども?だけど。

いや、18歳だからもう子どもじゃないよね?どっちだ?

ようわからんけど、、、

子どもは幾つになってもやっぱり「子ども」なんかな…って。

何やってんだろ。一番そばにいるハズの娘の変化にも気付いていなかった。

って思って私はガックリと肩を落としました。


これって、

第2子が産まれた時の上の子の反応とおんなじなんですよね。

これまでママやパパの注目を独り占めにしてきた子のところへ赤ちゃんが産まれたことで、一気にみんなの目が赤ちゃんへ集中する。

パパもママもおじいちゃんもおばあちゃんも話題は赤ちゃんのことばっかりで、上の子が下の子にやきもちを妬いてしまう。

っていうのと逆パターンなだけ。

これは病気や障がいをもつ子の兄弟児はたいてい通る道なんだと思います。

幼少期だけでなく、たとえ大きくなったとしても同じこと。

だけど、

親は病気をもつ子にどうしても意識が向いてしまいがち。

つい、知らず知らずのうちに兄弟児を置いてけぼりにして

精神的ストレスを与えてしまっていることもあるってこと。


幸いにも、主人が話しを聴いてくれたことをきっかけに、娘の気持ちを共有する時間を持つことができました。

娘の「置いてけぼりになったみたいで寂しかった。」という気持ち。

少し時間はかかったけど、娘の素直な気持ちに気付くことができてよかったと思います。

病気の本人を支える一方で、家族の誰ひとりとして、置いてけぼりにならないように

どうしていいかわからない時は人に頼る。

ひとりで抱え込まずにみんなで支え合う。

みんなで乗り越える。

気付かせてくれてありがとう、パパ。

支えてくれてありがとう、みんな。

娘っ子、勇気を出して素直な気持ちを伝えてくれてありがとう。

次回に続く。








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