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DTM PC移行記2 Win vs Mac

PC買い替え検討中。今回は次期PCのOSについて。
Win vs Macは、それぞれの信条に触れることになり、とてもデリケートな問題だ。しかし、買い物をする際、自分を納得させることを重視しており、こうやって他人に向けて書いています。
結論を先に言います。Mac派の方は、この先を読まないでください。

Macへのあこがれ

自分の周囲の人間は圧倒的にMac派(DTMではないが)だ。Mac製品を見ていて思うのは、プロダクトの美しさ。自分もアップルキーボードをWinPCに繋いで使っている。ノートPCは、画面の美しさも含めMacが良い。しかし、MIDIキーボードに、オーディオインターフェース、MIDIパッド、トラックボールマウス、Stream Deckと周辺機器を大量に繋いでのDTMで、かつ、スタジオやライブにノートPCを持ち運ぶという機会がない。デスクトップとなると、Macのプロダクトとしての利点は減る。PC筐体は足元に置くので、目にすることはない。

Macの抱える問題

Macを使う場合、問題になるのがOSとチップだ。前回触れたように、多くのプラグインメーカーが、それぞれ魅力的なソフトを出しているDTMの世界において、ベンダーによってOSとチップへの対応状況はバラバラだ。
時間の経過とともに、対応状況は変わるので、具体的に記述することは、後やめるが、2024年夏の時点では、多くのベンダーがOSのバージョン10.13(2017年6月)以降に対応しているが、12(2021年10月)以降しか対応していないベンダーもある(それ以前は「レガシー版」として提供)。一方で最新のOS14に対応していないベンダーもある。
Windows10は、2015年10月から存在しており(2025年10月14日にサポート終了)当然、全社最新版で対応している。その頻度が問題視されるWindows Updateで、不具合が生じる可能性も否定できないが、これについては、各ベンダーのアップデート情報を見るとmacに対する言及しかない。

チップのAppleシリコンMシリーズは、毎年更新されており、各社の対応状況は「M1のみ」「M1とM2」「M3は非対応」とこちらもバラバラ。今の自分と同じ環境を維持しようと思うと、M1のmacを買うしかない。
もしかしたら、動くのかもしれないが、HPに書かれていない以上、リスクはある。また、現時点でTascamのAIFは「M3」の動作確認の記載がない。

amazon music unlimitedとの相性

今回、色々調べていて一番気になったのは、amazon musicアプリとの相性だ。amazonのレビューで、mac版の不具合が目に付く。macならApple Music使えば良いということなのかもしれない。問題ないというレビューもあって、よく分からない。少なくとも、現在のWin環境でまともに動いているという事実だけはある。リスニング環境が不安定になるのだけは、避けたい。

まとめ

macでDTMを快適にやろうと思うと、体力のあるベンダーのソフトだけを使った上で、OSは安易に最新のものにしないということが大切かもしれない。
Macの思想はシンプル。なるべく、道具を減らして、ユーザーがカスタマイズする必要のない環境(Logicも、その点で優れている)で、気持ちよく音楽作るという。自分仕様にすることが好きか、面倒と思うか。
electronic musicは、道具をイジることが音楽につながるところもあるので、歌モノとは異なる変態性が要求されることがあるが、これが、Macの思想と噛み合わない部分があるような気がする。
最近は、色々と面倒になって、シンプルなMac環境にあこがれたていたのだが、小さいベンダーの変わったプラグインを使いたいし、色々カスタマイズしたいし、性格的に難しいかも。
次回、本気でMac移行を考えてみる。

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