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深夜の2時間DTM 2022年7,8月感想戦

夏は迷いが多かった。

お題「場面設定:忘れ物をした…」

ボイスサンプルをメインに置いた。ぼんやりした感じは出ているが、何を思って、こんな曲になったのか、今となっては思い出せない。

お題「リリースカットピアノを用いた曲」

リリースを波形の手切りでカットした。リズムも波形で切り刻んで再配置。奇人コラージュアート的手法による曲作りだが、これが一番納得行く結果になっていて、切ない。

お題「海をイメージした曲」

先にギターフレーズを切り刻んで作ったのだが、パッドのピッチが揺れているので、うまく合わなかった。反省回。

お題「ロボットをイメージした曲」

ロボットといえば、ダフト・パンク。キックを2つ重ねて感じを出したが、MIXが格段に難しくなった。本家はざっくりサンプリングにフィルターをかけている印象ながら、力強さがある。ラフな感じをうまくまとめるところで、技術力のなさが露呈。

お題「虫取りしてる子供をイメージした曲」

夏・神社の遠景にラップをのせたら、大人な曲になってしまった。開催前にspotifyのsoulっぽい曲を聴いていたので、寄ってしまった。こういう感じ好きだけど、自分で作る必要はないと思っている。ラップ部には、Wavesのkings microphoneが大活躍。

お題「エンドロールで流れる曲」

ソウルっぽい陽気な感じのエンドロール曲をイメージしたが、最初に組み立てたギターフレーズが暗い感じで、そこに引っ張られた。サンプリング素材のリリースを波形レベルでコントロールすると、面白い効果が得られることが分かった。ただ、一気にいじったので、ある程度は個別に加工しないと、細部で破綻する。ともかく、ダークな感じは「嫌いこそものの下手なれ」となる。

お題「ザラザラした質感の曲」

ベースを重ねるのは難度が高い。キックはさすがのUVIで抜けてくれる。scalerでコードを演奏してメロディーをつくるのは面白い。MIDIも波形も、素材をEDITする妙がある。ザラザラを表現するためには、ツルツルを置くというのも発見。

お題「アイドルソング風の曲」

B級アイドル感を出そうと頑張ったが、ボーカル素材の強さに持っていかれた。この曲がSynthesizer V導入のきっかけとなった。

お題「彗星をイメージした曲」

スペーシーな曲を作ると、自身の安易なSF感が見えてしまう。SFが好きだが、ScienceではなくSuperの方なので、Scienceな曲作りというのは、性に合わないのだろう。

お題「日傘をイメージした曲」

童謡感を出した。このニュアンスは、Childiscの諸作の影響下にあるように思うし、さかのぼれば、みんなのうたなんだろう。牧歌的だけど終末感があるので、気に入っている曲。

お題「曲中でテンポチェンジする曲」

テンポを速くする所が難しかったので、ボイスサンプルとストップエフェクトでごまかした。StudioOneはテンポレーンでオートメーションを描いてテンポチェンジができるが、なだらかにテンポを変えると、PCが悲鳴を上げるので、一気に変えた。曲のメロディーやコードではなく、音質に時間をかけるのが常だが、構造を成立させるために時間をかけるという体験は初だった。

お題「食料品売り場で流れていそうな曲」

当初、サザエさん的な軽い曲をつくろうと、リズムとベースはヌルめにしたが、メロディーがうまく作れず、方向転換。店内BGMやCMソングのようなキャッチーさは、意識的にメロディーづくりの訓練しないとできないものなんだと痛感。ローがヌルいシンセポップ的曲になった。

お題「動物たちのパーティ」

ヘッドフォンでキックから作った。細かいところが気になって、作るのに時間がかかった。スピーカーでざっくりデッサンして、ヘッドフォンで細かいところを描く方が効率が良い。大半は、面倒なので、スピーカーで終わらせてしまうことが多い。詰めの甘さの原因。
パーティーということで、ハウスっぽい音楽をイメージした。動物の声がなく、人間の声を刻んで、ざわざわさせた。キック→ベース→リズム→ボイスサンプルの順で作っていったので、シンセ的な音を入れる隙間がなくなり、303を入れた。スッと入ってくれるので重宝する。

まとめ

Loopcloudで声ネタに広がりが出た。ラップのせるのはかなり楽しいけれど、地に足がつかない感じはある。

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