なんだかんだいって
元日からスターウォーズ。
話のタネに、と行ってきた。
ハリウッド超大作なのだ。面白くないわけがない。
面白かった。
けれども…
「結局はドンパチ、ファイトいっぱーっつ なんだよな。なんつったって戦争だもんね…」
なんて途中でちょっと集中が切れてしまう。
そして野坂さんのことを思い出したりして。
『シャボン玉日本 迷走の過ち、再び』(野坂昭如 著)
野坂さんはこの著書の中で、戦争がどれほど悲惨なものか、次の世代に伝えようとしている。
その言い表しようのない苦痛を、耐えがたい悲しみを、空襲の音が全身を貫く恐怖を、繰り返し書いている。
スターウォーズにおいても、もちろん、恐怖、悲しみ、怒り、憎しみなどが描かれている。
でも、バコバコ人(とか生命体?)が死に、惑星がブッ壊れて、そのスケールの大きさゆえに、「一つ一つの痛みや悲しみ」みたいなものを噛みしめる隙がないなーと思ってしまった。
現実と娯楽を一緒にすな!余計なことを考えるな!フォースを感じろ!と観ながら自分で自分にツッコミも入れてましたが。
性格だから仕方がないね。