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Viva休日、Viva Friendship

日曜日、お誕生日が近い友人宅に子供と一緒に遊びに行った。ちなみに私の息子たちは20歳と16歳、彼女の子供たちは3歳と2歳。子供含めての家族で遊ぶといってもかなりの歳の差である。そんなお誘いにも息子二人は快くついてきてくれた。

親との行動は嫌がりそうな年頃の子供たちだが、私がいなくても泊まりに行ったりもするくらいで、それも友人宅の夫婦がどの年齢からみても面白いからだろう。

二人と、そして二人が知り合ったのはキックボクシングジム。奥さんは元プロキックボクサー、旦那さんはそのジムのトレーナーであり、奥さんのセコンドも担当した元プロキックボクサー。旦那さんは今でもジムで指導してもらっている。

それこそ、うちの息子たちが3歳くらいの時から二人のお世話になっていて、二人にとっては近所?のおじさん、おばさん的な存在なのかもしれない。

話は逸れるけど、うちの子供たちは私の友人宅に一緒についてくることが多い。思うにキックボクサー夫婦にしろ、私の友人には一風変わった大人が多いのかも。。。もちろん、みんなが子供含めて快く招待してくれ、一緒に遊んでくれるから楽しいのは間違いない。

元キックボクサー夫婦の話に戻そう。

子育ても実にたくましい。体育会系というたくましさでなく、とにかくおおらかである。

見ていて愉快になる。いい意味で繊細な部分がまるでない。何かと細かいところに目が行きがちな子育てでなんとも豪快な育て方をしている。北海道出身の彼女だからか、雄大な土地で育った感じの壮大な子育て、それが本当に愉快である。

プロキックボクサーの二人の子供なんでちびっ子ながらも力も強く、運動神経も長けている。息子たちには気を抜いているとパンチのキックも普通に飛んでくる(パンチはもちろんグーで)。お父さんに似てサービス精神旺盛でブリッジに逆立ちを色々と運動の技を披露してくれる。

そこに犬も2匹いて大賑わい。休日らしい1日を過ごした気がする。

何をもって休日らしいと定義するのはわからないが、昼からたこ焼きを焼いてそのままずっと食卓でお菓子をつまみながらハイボールを飲み続け、気がついたら夕方。犬の散歩がでら河川敷に行って遊び、戻ってきて焼き鳥とハイボールをさらに楽しむ。

途中、誕生日ケーキなども食べたりして。

なんにも生産的なことはしていない、ただただ飲んでしゃべって楽しむ。この生産性がないことが実は生産的なのものなのかもとも思う。なぜなら翌日になってもほんのり幸福感が消えないからだ。

古い映画だけどタランティーノの「レザボアドックス」や「パルプフィクション」など、オープニングでどうでもいいような会話をしている、あのシーン。何気ない日常が愛らしく、個人的にとても好きなシーンである。そんな1日を過ごした気がする。

インスタなどのSNSがデフォルトな日常では知らず知らずのうちに「映える」こと、「いいね」されやすいことなどに意識がいってしまっているのかもしれない。映えることも、いいねされることも、ない、とるに足らない時間が、エネルギーの充電になっているのかもしれない。

友人のいい感じに力が抜けているホスピタリティーのおかげでのんびり過ごせた(旦那さんの方がこまめにお酒を作ってくれた)。そんな彼女の何気ない力量が大好き。

干支がひと回り以上も離れている彼女だが、ファスティングなど健康オタクな話からキックボクシングの話ができる貴重な存在である。

Viva休日、Viva Friendship.

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