ポジティブ宇宙人がとらわれた日。
親知らずを2本抜いた。
キーという機械音、ギギギという人工的に作り出される音。
どちらも気が狂いそうになる。
身を委ねて、麻酔をかまして。
もうされるがままの状態。まな板の上の鯉のキモチ。
「恐怖」に駆られた。
人生それなりに生きてきて、もう2周目かな、なんてぼやいていたけれど。こんな恐怖を、私はまだ知らなかった。
「抜歯は痛いし、辛い。」というのは、よく聞く話。
けれど、まあ、言うて、そんなんでもないんちゃう?とノリで考えちゃう、ポジティブ野郎。
数日前の自分に怒