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【一駅日記】基準なんていらないよ ー 2024.08.06

8/6。

情けない情けない。

上司のやり方に沿わなかったことで怒られてる私。
何か話してる上司。
微笑んで頷いて、すみません、なんて口にしてる私。
大変大変申し訳ないことに、上司のありがたいお言葉の全てが右から左に流れていっている。
謝った直後に、なんで謝ってたっけなって記憶がなくなっている。
上司、なんて言ってたっけな。


入社したばかりの若い女の子と一緒に進めているプロジェクト。
上司のありがたいお話のおかげで仕事が進まない進まない。
もう少し上司が手伝ってくれていたら、早く終わってると思うんですけどね、なんて思いながら、私はまた上司に怒られている。

若い子は早く帰しなさい。もう22時だ。

そりゃそうだ。
若かろうが、若くなかろうが、
女性だろうが、女性じゃなかろうが、
そんな時間まで残したくないし、残りたくも無い。
女性なら尚更です。
私の大切な人ならば、そんな時間まで働いたら不安でしかない。

が、しかししかし
別に私だって好きに仕事を押し付けているわけではない。
上司が日頃からチームの仕事に興味を示してくれていりゃ、スムーズに仕事が運ぶんじゃ無いですかね。
なんてことを思いながら、上司の素晴らしい忠告を聞いている。聞いているフリをしている。


情けない情けない。

8/6に私は何をしているのか。

上司のありがたいお言葉すらちっぽけに聞こえる本日。

隣の会議室で起きていることも
向かいのデスクの人がしている仕事も
世界で起きていることも日本で起きていることも
日本でかつて起きていたことも
何一つ私は知らないんだと思うと
無知の知どころじゃない、焦燥感に襲われる。


あーはいはいそうですね。
本当ですよね(笑)
いやー本当、そう思います!!


なんて言葉をぶつけた相手は、生身の人間なのだけれど
私はその相手を生身の人間だと思っていなくて。

冷徹だとかそういう話じゃない。

手の届く範囲の人間を、人間だとした時に
私はその対象を手の届く範囲にはいれていない。


8/6という焦燥感を抱かなくなるぐらい、上の空な1日。
この道をゆっくり歩いていくと、何もないんだろう。

大好きなあの人に、背中を押してもらいたいのはこの道じゃあない。

おもんない。



スタバの新作はゼリーが余計でした。

今日は8月6日。

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