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自分勝手なんだよ。きっと。

仕事で逗子、平塚に行くことがある。そんな時は、ずっと海を眺めながらの移動なので、とても気分が良い。特に渋滞がない時なんて最高だ。
逗子からの移動中に、由比ヶ浜を毎回通るのだけど、その度に、思ってしまう。選曲もサザンとか海に合う昔の曲を聴いているからなのかもしれないが、男同士で遊んでいたあの頃が、とても楽しい記憶として復活する。原チャリで来たり、ボロボロの車で来たりしていた。女っ気が全くなかったあの頃。ナンパ目的で海に来たことあったが、一度も成功した事はなかった。でも、楽しかった。毎回、チャレンジして断られることの繰り返し。鎌倉から帰ってくると、そのまま男同士で酒を飲みながら、どんちゃん騒ぎをしていた。

無い物ねだり

あの頃は彼女が欲しくて出来なかった。そして彼女が出来ると彼女との時間が男同士よりも時には楽しくなった。いくつかの恋愛を繰り返して結婚して家庭を持ち、子供も生まれて仕事も出来ている。家庭と子供がいるおかけで頑張れているのだと思う。もし、ひとりだったと考えるとここまで仕事するのだろうか?そう思っていながら、男同士で遊んでいたあの頃がとても懐かしい。

懐かしい感覚に浸るのは、あの頃は何も考えていなかった自分が羨ましいのかもしれない。本当は良くないことなんだけど。あの頃の不安も今と変わらないくらいあったけれど、自分一人だったからどうにかなると漠然と考えていた。だけど今は違う。

背負っているものがいっぱいある

背負っているおかげで頑張れていることも事実なんだけど・・・

由比ヶ浜を通る度に、男同士でバカばっかりしていた頃の楽しい思い出が甦る。

上手く伝えること、表現できないこの気持ち・・・

あの頃一番仲が良かった友達は、事故で亡くなった

何度も呑んだ仲間とも連絡は年賀状だけの付き合いになってしまった。疎遠になったからだろうか?どの友達にも様々な家庭の事情があることを風の便りに聞く。どこもみんな大変なんだ。みんなそれぞれ住んでいる場所も違うし、会う機会も段々少なくなってきたからだろうか?

戻らない過去がとても懐かしく感じる

決して今が楽しくないわけではないのだけど・・・

季節的なものなのか?

加齢によるものなのか?

何となく、罪悪感を感じながら、一人の時間が心地よいと感じてしまう時がある。

何て自分勝手なんだろうと思ってしまう

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