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【あつ森から学ぶ生物の話!】「ハナカマキリ」について調べたら、花に擬態するだけで終わらなかった。ヤバイ。

今日は頑張って早起きしました!朝、ゴミを捨てるついでに家の周りを散歩すると、海には小魚が泳いでいて、山の緑が鮮やかで、鳥がすごく鳴いていて、ここは天国か。って思ったです。

さあ、張り切って今日も調べ物をしましょう!!

フータ先生の解説!

ハナカマキリは、その色や姿が 花にそっくりな ムシです
特に まだ羽の生えていない 幼虫の頃は、ラン科の植物の花に とても似ています
花にまぎれて 敵を あざむくだけではなく、ミツを吸おうと来たムシを 食べちゃうんです
キレイな花かと思って 近づいたら ムシだったなんて あんまりですねぇ・・・ ああ、オソロシヤ・・・

私が一番嫌いな虫がカマキリなんですよね・・・。顔が怖いし、カマで切って来る?し、飛ぶし。しかしハナカマキリは花にそっくりなムシと言われるのが、どれほどなのか???気になりました。


ハナカマキリは擬態のプロフェッショナル

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ハナカマキリはその名前にもあるように、なんと言ってもその見た目が花に似せていることが特徴です。初めて画像を検索して見て見ましたが、花の色のグラデーションもとさることながら、質感や厚みもいかにも花っぽい。

しかし、どんな花にも擬態できるわけではなく、ラン科の植物に似せた体をしています。なのでもちろん、ラン科の花があるところに生息していますよ。ランに似ているので「ランカマキリ」と呼ばれることもあるそうです。

ハナカマキリが花のような姿を活かして狩りをする方法は、①花に擬態して餌を待ちわびる②花に隠れて餌を待ちわびる、の2通りです。実は、ハナカマキリは大人になるにつれて色の鮮やかさが消えて、形もカマキリそのものに・・・虫っぽくなります。(カマキリは生まれた時からカマキリの姿から変わりませんが、翅が生えていない=幼虫、翅が生えている・大きい=成虫、なのだそうです)

幼虫の頃は大きさも小さいですし色も鮮やかなので、自ら花として擬態して狩りをし、成虫になると花の陰に隠れて狩りをする。それだけでもすごい事ですが、実は実は実はそれだけではありません!!


ハナカマキリは科学的擬態も使う

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花に擬態して狩りをするのは素晴らしいアイディアですが、ハナカマキリは貪欲です。彼らの餌となるトウヨウミツバチをこれでもかと狩る秘密を持っているのです。

それがフェロモンです。ハナカマキリは顎のあたりからフェロモンを出すことが出来るのです。しかもトウヨウミツバリがコミュニケーションする際につかうフェロモンを。つまり、海外旅行に行った際に日本語が聞こえてくるとついつい見てしまうような・・・のと同じでしょうね。

トウヨウミツバチは紫外線で花を確認しますので、花とハナカマキリとの違いが分かりにくく、その上よく知ったフェロモンを感じると信じ込んでしまうことでしょう。・・・あとはハナカマキリのお腹の中へGOとなりますね。


生まれたての姿は虫に擬態

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最も花の姿をしているのは、ハナカマキリの幼虫です。大人になるとそんなに花っぽくはありません。また、花に似ているのはメスだけで、オスのハナカマキリは茶色で、どちらかというと枯れた花のような色をしています。

生まれたての姿は白ではなく、黒と赤のまだら模様なのを知っていますか?これは毒をもつカメムシに擬態していると言われていて、体の黒赤は毒を持っていることを知らせる警戒色をしているんです。

ハナカマキリは、狩りをするために擬態する(=攻撃擬態)ムシなのだと思っていたのですが、実は生まれたての頃には、身を守るために危険な虫に擬態する(=ベイツ型擬態)こともあるんですね。


生まれながらに相手を欺き続ける・・・忍びのような虫でした。

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