【小さな世界はワンダーランド TVオリジナル完全版】「ミナミバッタマウス」が衝撃的かつ可愛かったのでご紹介!
こんにちは。昨夜、「小さな世界はワンダーランド TVオリジナル完全版(吹替版)」を、アマゾンプライムで見ました。(無料)
全3話40分くらいのドキュメンタリーで、CGと思いきやどうやら実写だというのが信じられないくらいのクオリティーです。
その中で登場した「ミナミバッタマウス」にすごく感銘を受けたので、まとめておきたいと思います。
ミナミバッタマウスとは
南米の砂漠に生息するネズミです。見た目はまるでハムスターみたいな見た目で、やや毛長、尻尾は短め、グレーから茶色にかけた色、黒くて真ん丸な瞳。とっても可愛いネズミでした。
「小さな世界はワンダーランド TVオリジナル完全版(吹替版)」では、家族から離れたミナミバッタマウスを追っての映像となるので、集団行動なのか単体行動なのかなどの情報は分かりません。調べても、なかなか情報が出てこないので、この種類のネズミは知名度が低いのだと思います。
しかし、このネズミはある事でとっても注目されているネズミでして、2013年頃かな?ミナミバッタマウスの研究が公になりました。
スコーピオンマウスと呼ばれる
ミナミバッタマウスは肉食です。夜行性なので、夜の砂漠に駆り出して餌を捕るのです。ミナミバッタマウスが狩るのは、猛毒を持つサソリやムカデ。特に、アリゾナ・パーク・スコーピオンという種類のサソリは人間にも襲い、強い毒を持っているのだそうですが、このネズミはそんなサソリを仕留めます。なので「スコーピオンマウス」と呼ばれているんです。
猛毒のサソリを狩る方法は、罠におびき寄せたり、物を使ったりはしません。げっ歯類ならでは、もっぱら牙で噛みついての攻撃です。もちろん、それだと猛毒のサソリの攻撃も体に受けてしまうことになります。
でもミナミバッタマウスは大丈夫なんです。猛毒のサソリの攻撃を受け、体に毒が回ったとしても生きていられるところに、研究者さんたちは注目しています。
サソリの猛毒が効かない仕組み
サソリの猛毒は、ミナミバッタマウスに必ず入っています。けれども、ミナミバッタマウスは痛がりません。痛くないんです。なぜなら、ミナミバッタマウスは、サソリの毒が体に入ると、体のアミノ酸と結合させて、鎮痛剤に変えることが出来るからなんです!
刺された時のチクリとする痛みはあるのかもしれません。でも、毒によって痛みが重大化して、泡を吹いて倒れてしまう・・・なんて事無く、サソリを弱らせた後は、ボリボリ食べてしまうんです。
実際の実験では、ミナミバッタマウスにサソリの猛毒を注射したパターンと、生理食塩水を入れたパターンを比べると、生理食塩水を入れた方が痛がったという結果があるそうです。(ちょっと可哀そうですけどね・・・)
また、この鎮痛剤は、サソリの毒だけでなく、他の毒の痛みも一時的に無効化するというお話もあります。
ミナミバッタマウスは縄張りを持つネズミで、サソリなどの餌を狩ると、遠吠えをして縄張りを主張します。このドキュメンタリーは小動物視点での映像なので、音声はオオカミの遠吠えみたいでしたが、実際に人間が耳にすると「キー」という甲高い声なのだそうです。
無料なので、よかったら見てみて下さいね(*´ω`*)
第一話「ミニミニ大作成」の方です。
(※noteでは、URLしか載せれなくて、怪しいサイトみたいに見えてしまうと思ったので載せていません。検索してみて下さい!)
最近は、「あつまれ どうぶつの森」関連の記事も書いています!!
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