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ちるの日記vol.5 北海道遠征こぼれ話

おとといは、久々の西が丘サッカー場で天皇杯。そして、明日からは広島遠征。相変わらずヴェルディにまみれた(まみれた?)日々を過ごしている。

さすがに遠征に次ぐ遠征で懐がお寒くなってきた僕にとって、天皇杯の激安チケットはありがたかった(往復の交通費が夫婦で4,000円以上かかっていることには気づかないふりをする)。待望のJ1の舞台に立てた今シーズン、なるべく多くの瞬間を現地で目に焼き付けたい、そんな一心で遠征計画をたくさん立てたわけだけど、ちょっとやりすぎたかもしれない。幸せに満ちた、窮乏。

さて、そんな遠征話の一つ、2週間前に北海道に行ってきた件。
こぼれ話というか、むしろこの遠征は1日目の野球がメインだったわけだけど、最終日のライブビューイングが思いのほか印象的な出来事となったので、先にこちらを記事にした。

なので、1日目と2日目のことは、この記事で雑に書いていきます。
ちなみに、スケジュールはこんな感じでした。
5/31(金)羽田→札幌→トリトン→モエレ沼公園→エスコンフィールド
6/1(土)支笏湖ドライブ→乙カレー→魚はん→ジンギスカンゆうひ
6/2(日)札幌市内散策→NHK札幌ライブビューイング(コンサドーレvsヴェルディ)→帰宅

5/31(金)
NH4715:8:15羽田発→9:45新千歳着の飛行機に乗り、北海道へひとっ飛び。機中はDeNAファンと思しき人たちでいっぱい。

空港到着。レンタカーを借りて最初に向かったのは・・・

北海道の大人気ローカル回転寿司「トリトン 厚別店」!!

まあ、ここは超有名店なので、いまさら紹介するまでもないよね。

どのネタも食べごたえあってよかったけど、ぼたんエビの頭汁北「貝」道三種盛り(ほたて・ほっき貝・つぶ貝)、アスパラ巻きの強力3トップはとりわけお見事であった。3人合わせてシーズン54得点してそう。

つぶ貝が弾けていた。新鮮。

この日の夜はお待ちかねエスコン参戦なのだが、ちょっと時間が余ったので、妻の希望で「モエレ沼公園」に行ってきた。

入り口で渡されたマップを見てちょっとびびったほどのだだっ広さ。徒歩で園内をくまなく歩いたら軽く2時間はかかるという。レンタサイクルを借りて、園内を回る。

僕は有名なガラス張りのピラミッドしか知らなかったけど、

ガラスのピラミッドの展望台。

他にも、山頂から札幌エリアを一望できるモエレ山や、ちょっと子どもを適当に遊ばせておくには危ない高さの遊具エリア、1日に2回しか動かない謎噴水など、面白スポットがたくさんあった。

モエレ山。標高52m

平日なので人もまばらだったが、モエレ山でランニングをする高校生くらいの男の子が、まるでNPCのような動きで黙々と反復運動をしていて面白かった。Aボタンを押して話しかけても「えっほ えっほ」としか返してこなさそうだ。なんだかレトロなRPGの世界にいるような気分になってきた僕らは、「すいへーりーべーぼくのふねー(ポケモン金銀の自転車BGM)」と歌いながら、だだっ広い公園でチャリを漕いでいた。ひとり200円のレンタサイクル代だけで、こんなに楽しめるとは思わなかった。いい公園だった。

モエレ山の頂上から公園を望む。
なんとなくポケモンのマップ感ない?伝わる??

さて、モエレ沼公園をあとにし、レンタカーをホテルに泊めたら、いよいよエスコンフィールドへ!!

念願のエスコン!!
入場してすぐこの光景!!

ここ素晴らしい。もうお酒もスタグルも全部美味い

僕は最初「焼肉と韓国料理 羅山」のプルコギキムパを買い(作り置きなのですぐ買えるのだ)、それをつまみにきつねのレモンサワーなるものをぐびぐびと飲みながら「ホットドッグ ファン」の列に並んでシャウエッセンホットドッグ(通常のやつとチーズアンドペッパー)を買い、サッポロクラシックをぐびぐびと飲みながら「えふたんカフェ」に寄り、そして「そらとしば」でベリー風味のフルーツビールを飲み・・・ああ幸せ・・・(そして財布が軽くなっていく)

きつねのレモンサワー
スタジアムの中にこんな居酒屋さんがある
さまざまなお店が集うスタジアム内飲み屋街「七つ星横丁」
こんにちは、えふたん。

あと、お酒が飲めない妻にとっても、クラフトビールを出す「そらとしば」のドイツ産ノンアルコールビールとか、美酢ソーダとか、ちょっと変わり種の飲み物を楽しめるのはよかった。

ベリービールとノンアルコールビール!!

今回は奮発してバックネット裏のチケットを買ったんだけど、あまり意味なかったかもしれない。なにせ席に座っている時間は滞在時間の半分にも満たないくらい。大半がコンコースをうろうろして、至る所に設置してあるミニテーブルにお酒を置いて試合を眺めるって感じだったのだ。一番安い席でも全然楽しめる造りなのではないでしょうか。あと、エスコンは内野3Fが応援席なので、2Fの内野はちょっと応援がこもって聞こえてしまうのもマイナスポイント。とはいえ、選手たちのプレーを間近に感じられる、迫力満点の席でしたけどね。

自席からの光景。

あと、僕のような年1回来るか来ないか、という人間にとってはともかく、足繁くスタジアムに通うホームファンに優しいのかは少し疑問に思った。場内でフードを買わせるためとはいえ、入口でペットボトルすら強制没収なのはちょっと辛い気がする。北広島駅自体は決して札幌から遠くはないけど、駅舎は狭いし、駅からスタジアムまでのシャトルバスは激混みだったし、車で行こうにも近隣の駐車場は即完売だったし、アクセス面もまだまだ課題はあるかも。

ともかく、この夜3杯目のお酒を飲み干し、この高揚感を帰り際の混雑で損ないたくなかった僕らは「明日もあるしもう帰ろっか」と、ボークからの悪送球で安い失点をする山﨑康晃の姿を尻目に、8回表時点でスタジアムを後にした。ちなみにこの試合、最終的にオースティンの同点ホームランからの森敬斗勝ち越しタイムリーで勝利を掴むという、ベイファン大歓喜の劇的な展開だったんだけど、なんかその瞬間を見逃したことすらそこまで惜しくないと思えるほど、満足度の高い観戦体験だった。また近いうちに行きたいなあ。

6/1(土)
2日目は、札幌から支笏湖まで片道1時間30分のドライブ!
本当は、朝早起きして樽前山に登りたかったんだけど、ちょうど登山道が整備中ということで、今年11月末まで登山の自粛要請が出ていた。なので、今回は支笏湖のみに寄ることにした。

樽前山ってこんなとこ。車で7合目まで行けるので、登山初心者でもOK。
この景色見に行きたかったなァ

あと、ドライブの途中に天皇杯のチケットもしっかり確保した。キャパの少ない西が丘開催、即完売も覚悟していたので、わざわざ車を路肩に停め、きっかり10時にチケットを抑えたのだが、別にそんな気合入れる必要はなかったみたいね。昨年まで「売り切れ」などという概念とは無縁だった我々ヴェルディサポ、今はむしろ売り切れに対して過敏になりすぎているかもしれない。もちろんいいことだけど。

さて、そんなこんなで山道を抜けると、支笏湖に到着!!!

この日は時折雨もぱらつく曇り空、なので決して純度の高い「支笏湖ブルー」がみられたとは言い難かったけど、北海道の大自然の一端にふれられて、とてもいい時間でした。風が強くなかったらボートにも乗ってみたかったけど、それもまたの機会ということで。

千歳より南に来るのは今回が初めて。お昼は苫小牧でとることにした。寄ったお店は「乙カレー」。

ここマジおすすめ!!

僕はスープカレー、妻はあいがけカレー+ゴロゴロ野菜トッピング。このトッピングされた揚げ野菜が、とにかく自然の甘みを感じられて、とてもよい。野菜が美味いカレー屋は間違いないと相場が決まっているのだ。
スープカレーは薬膳風味だったけど、決してクセがあるわけではなく、ほどよい辛さに体が温まる。店員さんも明るく優しくて、店内の雰囲気もかわいらしくて、地元民から厚い支持を得ているのも納得でした。苫小牧に用事があったらぜひ行ってみて!!

そのあとは、恵庭が誇るローカルスーパー「うおはん」でお土産を購入(ちなみにそこで買ったアサヒメロンを親に送ったのだが、とんでもなく甘くて美味しかったらしい)。

夜ご飯は予約していたジンギスカン屋さん「ゆうひ」というお店で。ここもとてもよかったです!
極み塩熟成ジンギスカン「ゆうひ」すすきの店| TOPページ (feeel-corporation.com)
店内は羊肉を焼く場所とは思えぬほどきれいだし、出される肉はどれも臭みが全くない。ラムのステーキというものも初めて食べたが、レアで焼くと絶品。あと、ここの野菜も単なる付け合わせではなく、新鮮で甘みを感じられた。野菜が美味いジンギスカン屋は間違いないと相場が決まっているのだ。
ちなみに店員がわりとイケイケ系揃いだったので(接客はよかったけど)、僕ら陰の者夫婦は厨房の奥で頑張っているメガネをかけた真面目そうな子になんとなくシンパシーを覚え、応援していた。

そういや、僕は美味しい羊肉をほおばりながら「aikoファンの女は浮気する」という、日本人女性の2割くらいを敵に回しそうな暴論を妻がぶちあげるのを聞いていた。
彼女の主張をまとめると、aikoの歌詞はまず「感情移入しにくい、わかりづらい」、そして「恋愛対象そのものに対する愛」よりも「恋する私に対する自己愛」がどうにも強すぎる、そんな自分にいつまでも酔っていたい感があって、ちょっと肌に合わないし、この手の歌詞に自己投影しがちな人は浮気するよ、というのだが、そうか?
なんなら僕もどちらかというとaikoが好きな人間なので、彼女の星野源に対する一途エピソードを話したりしたのだが特に効果はなかったし、なんなら「お前も浮気するか」みたいな目になってきたので説得は諦めた。別にaikoに対してそこまでかばうほどの義理は僕にはないし、もしかしたら彼女も過去にaikoとなにかあったのかもしれない。あの、この主張に同意できるという人がもしいたら教えてください。僕は納得しませんが妻が喜びます。

帰り道、セイコーマートでナポリンを買って、2人で回し飲みをしながら、すすきのの裏路地を歩いた。ナポリン、いつ飲んでも小さい頃熱を出したときに飲んだパブロンの味がする。なんだかノスタルジックだ。6月とは思えないほどの寒風が吹きつけ、今僕らが東京から1,000km以上も離れた北国にいることを教えてくれる。温かい飲み物にしておけばよかったな、とちょっとだけ後悔しながら、でもここでしか味わえないものに手を出すのが旅の醍醐味なのだから、と思い直し、ちょっぴり早歩きで僕らは宿へと戻った。

そして3日目のこの話に続きます。

ちなみに、この記事内ではしっかり書かなかったけど、マルセイコーヒーはとってもおすすめのお店だから、ぜひ行ってみてください!!

道産小麦を使ったパニーニセットが素晴らしいです。種類もいろいろあります。札幌駅からは少し距離があるけど、大通公園~すすきのエリアに宿泊するのであれば、ホテルの朝食はパスして、ここで優雅なモーニングと洒落こむのもありなのでは??

北海道、おすすめのものだらけだ!!9月に訪れるヴェルディサポにも参考になれば!!

それではまた。

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