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鳥が善者だと決めたのは誰なのか
美術作家の友達の作品の中から大好きなものをひとつご紹介させてください。4年位前の作品です。
外国の昔話で、このようなものがあるそうです。
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ある村で、子供がひとりいなくなった
近くに人喰い蛇が住む沼があるので、村人は沼に近付かないように子供達に言い聞かせていた
もしかしたら
沼に行って蛇に喰われたのかも知れない
そんな話しになった時
一羽の大きな鳥がやって来て
その沼に住む蛇を喰らった
村人は拍手喝采をして、子供の仇をとったと大喜びをした
そしてその鳥を讃えた
善者が悪者をやっつけたと…
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ざっくり言うとこんなお話です。
さてさて
それでは聞こう。
蛇は、本当に悪者と呼ばれる悪をおこなったのか
鳥は、本当に善者と呼ばれる善をおこなったのか
この昔話をモチーフに、彼女は作品を作ったことがあります。
彼女が表現したのは
『鳥に喰われた瞬間、蛇が美しい色彩を放ち、その色彩が鳥の身体にも現れ、鳥は恍惚の表情を浮かべながら、蛇と共にむこうの世界へと消えてゆく』様。
(性的な意味合いも含まれているようです)
タイトルは、ニーチェの言葉を使い
『善と悪の彼岸』です。
(彼女の作品集から貰った写真です)
画像だとわかりにくいですが、遺跡から出てくる壁画のような、美しい色彩が描かれている部分があります。
マット感が強く出ています。
わたしの大好きな作品です。
彼女は鋳金がメインの作家さんで、一見抽象のようでありながら実際は具象です。
大きな作品が多く、2メートルの『微生物』を見たことがあります( ̄▽ ̄)
えっと、この紹介は友達とは言え勝手に出したのでリンクはやめておきますねヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
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