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転職活動備忘録

いろいろ学んだ転職活動の備忘録。


俺スペック

30代 初めての転職
前職は新卒から勤めていた会社
離職から半年ほど経過
離職前は未経験職種に興味を持ち早めに離職して勉強時間を確保、転職もそのまま未経験職種で探そうと考えていたが、
・年齢からみて未経験に自信が持てない
・年収が大きく低下する
・できることとやりたいことどちらを仕事とするか改めて考える
以上の点から経験職種を軸に転職することを決意

エージェントについて

使ったエージェントは4社。
それぞれA社・B社・C社・D社とする。

尚、履歴書と職務経歴書は2年ほど前に転職を意識した際に作成していた。
今回はそれを基に作成。
エージェントサイト登録時に書類も併せて提出。

A社

取り急ぎ、転職するにあたり道筋を立てたくて、A社に登録。
2日後くらいに面談をセッティングしてもらった。
いざ面談当日、数時間前に1通のメールが届く。
「担当予定の者が体調不良のため、代わりにAという者が対応します」とのこと。
ちょっと不安になった(自分の経歴に何か問題があった?と直感的に感じた)

面談開始(オンラインのため、顔見える)
おそらく自分より若い男性、雰囲気はおっとりしていて、正直言うと頼りなさそうな感じ…

話した内容としては、
①離職の経緯
②離職期間に行っていたこと
➂転職の軸(業界、業種、年収、実現したいこと等)
④今後の動き

ここでいくつか印象に残ったこと↓
★現在、書類選考が通過しにくい状況です。本当にやりたい求人だけでなく、興味が湧いた求人にもどんどん応募してください。
★離職期間が長い点はとてもマイナスになります。こちらでもフォローしますが、その点ご留意ください。また、動画を撮影し自己紹介することもできるので、直接あなたの言葉で離職期間のフォローをするとよいでしょう。
★職務経歴書の内容は全く問題ないと思います。このまま使いましょう。
★書類が通過した場合、1次面接は絶対に辞退しないでください。

A社面談を通じての率直な感情
「めちゃくちゃ先行き不安なんですけど~~~~~~~~~~。
そんなに不安煽ってくると思ってなかったんですけど~~~~~。
ていうかエージェントって俺の味方なんじゃないのか~~~~~~~い。
転職界隈の現状は知れたけど、具体的なフォローのイメージ全然みえなくて怖すぎるんですけど~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」

ここで焦った俺は、すかさずB社・C社・D社への登録を急いだ。

B社

A社面談は金曜だったため、翌週月曜にB社面談を取り付けた。
ここで再び、面談数時間前に「担当予定の者が体調不良のため、代わりにBという者が対応します」というメール。
これにより俺のメンタル半壊。
うわ、絶対なんかあるやん俺の経歴。
お先真っ暗やんか~~~~~~~~~~!!!!!!(白目)

すかさずググる、「転職エージェント 担当変更 理由」
まあエージェントもボランティアじゃないしな、見込みないやつの担当は下っ端とかに適当にやらせとけって感じなんかな、詰んだ、泣ける。

ここで早くも転職への不安がMAXになった俺は、担当変更の真意を思い切って面談相手に聞いてみることにした。

B社は電話での面談。
話すスピードがやや早めの女性、ハキハキしていてエージェントのイメージにはぴったりという印象。
さっそく担当変更の真意について問うてみたところ、Bさんは驚いた様子でまず謝罪してきた。
「体調不良というのは本当でして、それでも立て続けにそういったことが起こると不安になりますよね、大変申し訳ございません」
この話題のおかげか、Bさんの人柄のおかげか、その後面談はとても丁寧かつ寄り添う姿勢も強く、話しやすかった。
A社で感じた不安感もすべてここで打ち明け、それに対する対策や全面的にサポートするという姿勢に勇気づけられた。

尚、同社は書類通過した際に企業情報のインプット対策や、面接対策も行っているとのこと。手厚い、非常に手厚いぞ、と感じた俺。

また、提出済みの職務経歴書については添削を行ってくれた。当日中に添削内容送るので、という迅速な対応すご。
添削内容をみると、おいおいA社は何を見てこのままで大丈夫ですって言ったんや~~~~というくらい大事な箇所の修正指示があって引いた。

C社

B社面談の翌日にC社とのオンライン面談があった。
恒例の(←)担当者変更はなく、面談開始。

同年代くらいの男性で、超超超あっさりした雰囲気。
不安になるというよりかは、淡々とエージェント業務をこなすタイプなんだなという印象。
各エージェントの中で一番面談時間が短かった。
B社の手厚い雰囲気から比べてしまうとあまり期待できないかな、と感じていた。

D社

B社面談の翌日にオンライン面談を実施。
同年代くらいの男性で、どことなくチャラついた雰囲気。
ところどころアイスブレイク的なアクションを挟んでくるタイプだったが、頼もしいという印象には欠ける人だった。
話は詳しく聞き取ってくれていたため、C社よりは期待できるかな…?と感じていた。

書類応募で気を付けたいこと

転職軸がはっきりとしている場合、エージェント各社で同じ企業の求人を提示されることはざらにあるだろう。
そこで気を付けたい(と感じた)ことは、”重複応募”である。
転職が初めてで、それ知らなかったーーーー(アホ)という俺。
企業Pの求人がA社B社それぞれで提示された場合は、どちらかのエージェント経由で応募すると他のエージェントからは応募してはいけない。
まあ、よく考えたら企業側が煩わしいよなーと気付くけど、焦って色んな求人に応募すると見落とすこともあるので要注意。

俺はスプレッドシートでエージェント毎に書類応募依頼した企業をリスト化して管理したおかげで重複することは避けられた。よかた

1次面接の日程調整地獄

ひとまず書類通過率の低さは懸念していたため、各エージェント経由で10~20社ずつ応募した。
結果、1日2~3社くらいの書類通過連絡が続いた。

えーーーーーーーーーー意外と書類通るやんけ。
それなら応募しなかったのに…という企業もちらほらあったのはここだけの話…。

ここで大変だったのが、1次面接の日程調整である。
書類がこんなに連続で通過すると思わず1企業に対して幅広く候補日を提示してしまうと、他の企業の候補日がどんどん後ろにずれこんでいく羽目になる。
企業によってレスが早い場合は非常に助かるが、数日返事がこない企業の候補日は他企業へ提示できない日程となるので調整が難しかった。

ここで日程調整上助けられた要素
・スプレッドシートで各企業へ提示した日程をメモし並べて見られるようにしておいたので重複回避の管理がしやすかった。
・1次面接がオンライン実施の企業も多数あったので、移動の手間を考えなくて良いため、他のオンライン実施企業と同日にセッティングしやすかった(時間は被らないようにだけ注意)

尚、一度確定した日程・時間を2度ほど変更依頼してきた企業もあった。
正直ちょっと失礼な気もしたし、あまり本気で採る気がないのかなと感じたが、ちゃんとした担当者で対応させたいという意思でもあるのかなと思うとまあ気にすることはないか、と思った。

オンライン面接の準備って意外と大変

オンライン面接の場合、背景の管理が少し面倒だった。
基本的には無地の壁を背景にするのが礼儀だといわれているが、机の配置的に俺の家は少し難儀だった。
結果的に、食卓テーブルにPCを設置して後ろは引き戸を閉めることで対応したが、窓から少し離れてしまうため明るさが心配になった(ツール上で明るさ調整することで対応)
また、不意にインターホンが鳴ることを避けるため面接時間中はインターホンに張り紙をしたり、近所が工事していてうるさい心配があったのでノイズキャンセリングイヤホンを使ったり。
オンライン面接は移動がない分しっかり家の環境を整えて臨む必要があることを学んだ。

拍子抜けの1次面接

だいたい1日2件の面接になるようなスケジュールとなった。
エージェントから想定質問集のような情報が送られてくるため、それに基づいて企業や業界のことを調べるなどの準備対応に追われた。
正直、面接までとても緊張した。

でも実際、7~8割の企業はいわゆる「ひととなりを見る」ような内容の1次面接が多かった。
履歴書をもとに、生まれがどこで、大学や前職を選んだ理由を聞かれたり。
驚いたことに、はっきりと志望動機を聞かれることはほとんどなかった。
(1社、他の面接の様子を受けて準備はそこそこに挑んだ企業があったけど、がちがちにおじさん3人から質問攻めにあってお見送りになった例もあったので参考までに…)
職種的にも、コミュニケーション能力を見られていると感じたので
・目をみて話す、聞く
・相槌(オンラインでは大げさなくらいが良い)
このあたりが出来たら問題ないのかなと思った。

あと、1次面接で話す企業の人から会社の雰囲気や人柄のようなものを感じ取ることもできるので、1次面接に行く意味は大いにあると思った。
真面目過ぎないけどやることちゃんとやってそうだな~とか、あーとにかく人手が欲しいんだろうな~とか、ホームページで見た感じはあったかいけど人は意外とお堅いんだな~とか、見た通りベンチャーって感じだな~とか。
ちょっと失礼だなって感じる発言してくる人もいたから、そういうところで企業の雰囲気を見極めるのも良い。

恐怖の適性検査

俺が転職活動で一番気を抜いていた要素なのが適性検査。
基礎学力がなさすぎる!!!!!!!!!!!!!!!!!
何の気なしに受けたウェブ版適性検査が出来なさすぎて焦った。
遠い昔に置いてきた、順列やら組み合わせやら、仕事算やら…..
全然できなくて面接見送りになった企業もあったので、対策はやっておくに越したことはない。
さすがの俺も焦ったのでウェブ上に転がっている例題を解きあさって対策した。
意外と慣れてくると面白いもんで、これは転職終わっても問題集買って日頃やるのもいいな、くらい親近感を持てるようになった。

あとは対策のしようがないなと感じる性格診断。
たくさんやって気付いたけど、似たような質問でも答える瞬間で思い浮かべる状況が異なると全く逆の回答しちゃうことあるなーって。
受かるために自分の感覚とは逆の回答とか選ぶ気になれないし、ある意味学力より難しいテストだなと感じた。
実際企業側はどのくらい結果をみて選考に反映させてるかわからんから、今回の転職では「なるようになれー」くらいの気持ちで受けてた。

ちなみに、家で受けるテストの中ではカメラで録画されながら受けるやつもあった。不正防止対策のよう。
顔が終始映れば問題ないものもあれば、周囲の環境に細かく制限を設けているものもあったり。テスト受ける前に、環境の条件だけでも先に確認しておくのが得策だなと感じた。
テストセンターも今回初めて利用した。物々しい雰囲気だけど、受付の人の声が若干うるさくて備え付けのヘッドホンしながら受験した。


2次面接~最終面接

だいたい2次が最終になるパターンが多かった。
また、面接終了の翌日に通過・内定の連絡をくれる企業もいて嬉しかった。
企業の中には、面接の時に他の選考者もいるので1週間くらい返事待ってくださいって言われたけど実際は翌日に返事くれるとこもあって驚いた。
希望している企業だったらサクサク進んで良いなって思うし、他企業の選考と同じスケジュール感でやりたい場合は、次の面接日程は少し先に調整してもらう必要があるなという感じ。

内定が出たら

内定がでると、エージェントは一気に受諾の方向で仕掛けてくるのでここは流されずに自分の意志を強く持つことが大事。
年収とか妥協したくない条件はキチンと提示して良い、結構丁寧に調整してくれる企業もあった。

また、内定承諾期限は企業が提示している期限よりエージェント側で短く設定してくることもあるらしい。
もし他の企業の選考が途中で、その企業と迷っている場合には、オファー面談の日程を少し先に設定してもらい、それに伴って内定承諾期限も後ろ倒ししてもらえないか打診すると良い(絶対に後ろ倒ししてくれる保証はないけど、お願いする価値はあり)

また、内定が出た企業に対して一般社員と事前に面談する機会を設けてもらうこともできる(今回の転職で断られた例はなし)
一緒の部署で働く人の雰囲気を見たいなどがあれば、依頼すると良い。

終わりに

初めての転職活動で、うわーって思ったこと

・Excelありきで書類作成することになってる、家のPCだとMicrosoftのサブスク期限切れてて閲覧しかできないので、基本はスプレッドシートで編集してExcel提出してた。手直ししたやつがExcelやWordで返ってくると本当に面倒。

・前職の離職理由は、基本的に前向きなものとして企業へ伝えなければならないと実感した。実際腹の中ではマイナスな理由があってもいいと思う、それを前向きなように表現できるかどうかが鍵かも。その辺はエージェントを頼ってもいいし、自分なりに美化してみてもいい。俺の場合は、前職では出来なかったやりたいことがあって、前職においてもなんとかやれないか試みたが、やはり難しいから転職を決めた的な感じ。

・各エージェントから提示される求人に対して、できるだけ同じ日に応募依頼した方が良い。エージェントによって応募した日に差が出ると、書類通過した際の面接日程もどんどん後ろ倒しで設定する羽目になって横並びで選考状態を見られない。本命が先に内定出ればまだいいけど、2~3番手が先に内定出て本命が2週間後くらいまで結果どうなるかわからないとかだと苦しい。

・頼りないエージェント経由で応募したら通らなくて、しっかりしたエージェント経由で応募してたらよかったな…て思うこともあるので、基本的に応募は全エージェントとの面談が終わってから行う方が良い。頼りないエージェント経由で提示された求人で、いいなと思ったところは他のエージェントに言えば求人引っ張ってきてもらえる(求人持ってたらだけど)。あまり頼りないエージェントに時間は割かない方がいい(俺の場合はA社がダメダメだった)

・エージェントのサイトによってめちゃくちゃ使いにくい場合もある。A社ほんとに使いづらかった。なんでこうなるんだよって感じ。

・1次面接時に、選考進んだらリファレンスチェックやりますっていう企業があった。基本的に応募者がやるかやらないか決めていいみたいだけど、断る余地ないよな~って感じた。自分は離職してるからあれだけど、人によっては在籍中に転職活動してる場合もあるだろうに、制度としてどうなんだろうって思った。

・エージェントも仕事でやってるから、時に打算的な提案してくることもある。自分にとって譲りたくない部分とかはエージェントに対して揺るがす必要はない。


とまあ、学びの多い経験となりました。
転職することが目標となりがちだなとも感じたので、あくまで自分のこの先の人生の一部として考えるようにする。
そしてどんな企業でも全部が自分に合うことはそうそう無いと思うので、期待度を高くしすぎずにいたいもんです。

~ 完 ~


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