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栗城さんから考える「挑戦」

僕は個人的に、死を悼む発言のない人に対して、
いい気持ちには、決してなりません。
しかし、栗城さんへの「無謀」コメントを見て心を痛めている人がいるのを知って、
「登山家」と「挑戦者」は、分けて考える必要があると思いました。

登山家には、
登山家としての歴史や常識やセオリーがきっとあります。だから登山界隈からすれば、栗城さんは無謀。
これはきっと間違いのないことなのでしょう。
僕は登山家じゃないので、そこの専門性には口を出したくないです。
ただ僕は、生きて帰ってきてこそ実績になる、とは思いました。だから登山家として評価されなかったことは、仕方ないことなのかもしれません。

しかし、挑戦者は、
誰も成し遂げたことの無いことを成し遂げようとする人だと思います。

以前、僕が海士にいた頃、挑戦することについて考えました。
その要素に以下の5つがありました。

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①生きています。
生きていれば、何度でも、挑戦できます。

②行動の根底に原体験があります。
好奇心、危機感、憧れ、悲しみ、怒りがあります。

③勝算がないときがあります。
だから成果がでなくてもいいのです。

④自信がないときがあります。
だから少しの行動でもいいのです。

⑤応援がないときがあります。
だから期待し続け、応援し続けて、褒め続けてくれる人が必要です。それは自分以外にいるとよいでしょう。
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この意味では、どこかに行くとか、何をするとか関係なく、皆、挑戦者です。(僕も、あなたも、その1人です。)

栗城さんの偉大な挑戦事例から、僕たちは、
人が挑戦するために、挑戦し続けるために、
本当に必要なものを考えるべきだと思いました。

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