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小さきもの

黄砂やPM2.5、花粉などのせいで
季節性の気管支喘息が
私の肺から酸素を取り込みにくくしてしまう
だからかこんなにも緑が愛おしくなるのかしらと思う

生徒に風邪をうつされたかと思っていたら
熱が出ないところを見ると
これはどうやらいつもの…?毎年不意打ちの様にやってくる
どうして忘れるんだろう
自分が毎年こうなることを
認めていない
そしてこうなると急に
自分ってなんにもできない無力で
小さなてんとう虫🐞のような
ビクビク者の大して問題にされない存在だなんて考えてしまう

自分が決めている場所にしか飛んで行けない
時々いろんなところにしがみつきながら人に見つけられて面白がって触られるのを恐れている
興味を示されるのはどうせ最初だけ
飼おうだなんて誰も思わない
そうして逃がしてくれる
空へと放たれ小さな羽を殻から出して飛んでいく
閉じた時きちんと羽が収まり切らずに、お尻からチョロっと出てるのもおっちょこちょいっぽくて私っぽい。

明日は中央線で東京の端まで飛んでゆく。

知らない人ばかりの顔を見ながら電車に揺られ
たいして景色も見ず、大きな声で話すおばさん達やサラリーマン、制服のティーン、そして大抵隣の人はちょっと臭い

本当に不憫な物で電車というのはどんな人と乗り合わせようが文句が言えない
譲らない、避けない、気遣わない
人のなんと多いことか
何が普通なんだろうって
考える事もなくなった

そして
私が頑張って3年かけて確立したつもりの仕事は
ほろほろと、植物の葉が古い物から順番に枯れ落ちるみたいにして
続かない
天然だから、生き物だから
この仕事は生々流転
プラスチックの造花のように同じ色をして咲き続けない
辞めて行く生徒は仕方ない
大抵の場合、
やる気のない子供に剛を煮やす親の気持ちが切れてしまうことが多い。
練習好きな子なんていないんだから
いっそ先生じゃなくコーチングとした方が儲かるに違いない。
そこに目をつけ始め、日々の練習プランを高く売るやり方。
まるでライザップのような日々のルーティンに付き合い、管理までするのが新しいのかもしれないが、そんなのでお金を使わせるやり方は好きじゃない。
世の中なんでもお金。
塾の自習室じゃないとやる気が出ないとか。
設定で世の中動いてる

教える仕事がなくなったら
私は何を楽しみに暮らせばいいのだろう。
本当に次なる物がもしかして待っているのかしら。
この角を曲がれば別の場所に?
新世界が待っている?
これは私が発注した願いだったの?




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