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夏野菜

東京23区の西の端
木が多い
畑が多い
自転車が多い 

私の家から自転車で5分の所に
農園があって

そこでは収穫体験や
農園カフェがあって
ジェラートアイスや
コーヒーを
のんびりと
畑や風に揺れる大きな木を
見ながらいただけます

そこにいく途中の道に
生産者直売所があって
ロッカーのような
銭湯の下駄箱のような
販売機の中に野菜が入ってて
お金を入れてボタンを押すと
中が見える透明の蓋が開いて
中から欲しい野菜が取り出せる

今朝は青紫蘇、じゃがいも、
茄子を買って
反対側にある畑には
ゴーヤ、トマト、茄子、青紫蘇などが元気に育っている

畑の奥には環八が走ってる

農園が近所にあるってだけで
豊かな暮らしの環境だと思えるし
実際いい所だなって思う

いつもいくスーパーは歩いて2分だしそのスーパーは本当に痒い所に手の届くいい商品をいつも置いてくれていて肉も魚も惣菜も生活用品も文具も言う事なしの恩恵を受けている

そのスーパーの裏手に
区民の憩いの緑地があって
大きな木の下には花が咲いていて
小道が作られているだけの公園ともいえないほどの小さな緑地
季節によってスズランや紫陽花
他に名の知らぬ白い花の群生があり
そこを通り過ぎて少し行くと農園がある

とうもろこし、枝豆、ブルーベリー、ブラックベリー、ブロッコリー、季節にはイチゴ、

収穫してお金払って
ジェラードアイスかコーヒーを買って中で涼んでもよし
ちょっと暑いけど外の椅子で風に吹かれるもよし
風がない時も畑や蝶々を見ていると
気持ちが落ち着いてくる

採れたての農作物で作る料理は
特別な味

枝豆の根っこと葉を落としていると
捨てられた青トマトを見つけて
大事に持ち帰る

元気もりもりのふくらみを見て
最初かぼちゃかと思った
ヘタを匂うと子供の頃縁側に並べて
熟れるのを待ったトマトを思い出す
ばあちゃんが畑でもいできたお日様の匂いのするトマトに塩をつけてかぶりついたあの時の匂い
生ぬるくて本当に美味しくて
何よりのおやつだったな
きゅうりも曲がっててぶつぶつ
触ると痛そうで
茄子の花は紫なのに
きゅうりの花は黄色くて
どうしてかな?って思ってた
茗荷をとるのも好きだったな
池のほとりの井戸で
よく靴や上履きを洗ってて
黄緑色の艶ッとした背中の
雨蛙くんが遊びにきた
親指と人差し指で背中とお腹を挟むように持って
その背中を反対の人差し指で撫でてやってた
紫陽花の葉にはカタツムリ
柚子やイチジク
赤紫蘇に豆
可愛くない色の百日草
そんなお庭で育ったから

私は近所の農園に行くと
とてもリラックスできる

帰りに通った道には
ピンク色のサルスベリが本当に綺麗で思わず自転車を止めて見上げてみた
横には栗の木に青々とした丸いイガグリ

それから向日葵

昨日は仕事で四ツ谷に行った
四ツ谷にすみたいと思った

だけど今日は
練馬で良かったのかなって思う

自然を感じられる所なら
私はどこだっていい

四ツ谷の便利さも素敵だけど

明日は田園調布多摩川
あそこも緑が多くて好き

今は
小林聡美ともたいまさこ
薬師丸ひろ子が出ている
『めがね』を観てる

明日は週末

梅雨明けて
蝉の声 
夏はこれから



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