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2月28日 三越前 つながり

数年前にコミュニティづくりに一生懸命になっていた頃があったことを思い出す。


みんなのため、と銘打っていたけれど、今思えば自分のためだったなと思う。心の奥底にある、シミのようになってしまって消えない「孤独感」を、なにかで埋めたかった。当時はその孤独感を恥のように思っていた。友達が多いほうがいい、というなんとなくどこかで聞いたような一般常識に囚われていたこともあったと思う。


35歳を目前にした今はもう、その孤独感を否定することはない。そんなこともあったよね、くらい。主人とのやわらかな結婚生活のおかげで、その孤独感を思い出すことも、ほとんどなくなった。さらに、友達の多さよりも、少なくても安心できる友達が数人いること、の方がよほど自分にとっては大切だなと思うようになった。


数年前に関わっていたいくつかの大きなコミュニティは未だに存在するようだけど、中の人は随分入れ替わったと聞く。かたちばかりの繋がりは風化していくねえ。


今日、旧友に会った。mixi時代に友達になった人たちだ。

書いてて懐かしいなあと思う。まだ大学生だったよ。


昔からネットで友達を作るのが好きだった。見ず知らずの相手の方が自分の胸中を素直に吐き出せたし、学校や自分の生活環境では出会わないような、興味関心が変わっていたり、嗜好が合う人たちに出会える確率が高かったからのように思う。

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