見出し画像

コロナ禍の転職

難しい世の中ですが転職活動を終えて、もしかしたら誰かの転職のヒントになるかもと思ったので少し書いておきます。

転職理由の置き方
転職理由がネガティブだとか他責だとかいう理由で散々落とされました。そもそも前職に何の不満も無かったら辞めたりはしません。少なくともやりたい事ができないとか、雰囲気が合わないとか、何かあるはずです。本当に心の底から思っている事はどうポジティブに言っても裏を返せば明確にネガティブです。
今回、半年くらい緩やかに転職活動をしてきましたが「コロナになって不要不急と言われる中で、私に出来ることって何だろうと考えました」という曖昧かつ深いような深くないような理由に切り替えてから格段に面接の通りが良くなりました。
この転職理由の良いところは、①嘘ではない(本当のことの一部である)、②良いことを言っているっぽい、③転職理由を深掘りすると必然的に「では今は何をすべきだと思うのか」というような方向に質問が向き現職の不満から目を逸らせる、ということです。
オファーと面談の罠
これまでに転職した時は、オファー=書類通過という感じでした。しかし、今回はオファー→カジュアル面談→応募→書類選考となっているように感じます。面談の後に応募フェーズを挟むことで、あくまで買い手の立場を強く保とうという姿勢を感じます。つまり、面談後に「選考に進む場合はご連絡下さい」と言われたら実質的にはやんわりお祈りです。
挑戦する時ではない
IT業界はコロナの中でも維持か好調で、組織拡大のための人集めをしています。しかし、そうであっても、未経験を採用して育てようという企業はないというのが現状です。実際現場としては要領良さそうだし仕込めば使えるなと思って最終選考まで進んでも、経営者にあっさり落とされるなんてこともありました。それは面接テクニックとかの次元の話ではないと思います。
結局、出来ることの上位互換の仕事というのが落とし所でした。
とにかく潰れなさそうな会社に入って、望む働き方をしたかったのです。そっちの方が本当は難しいのでしょうが、色々面談や面接を受ける中でようやく自分の中で優先順位がつき、そこからは早かったと思います。
新しい挑戦を仕事でできたら確かにやりがいは得られますが、それは生活していくことに比べれば優先順位が低く、生活ができていればその中で趣味として新しい挑戦ができるので今回の転職では諦めました。

コロナ自体はネガティブですが、面接や面談は完全にオンラインになり(実際入社した今の会社はほぼ決まった状態で最終面接だけ行った)、転職活動は1日に大量にこなせるようになりました。
大変な状況ですが、どんな状況も味方につけて強かに転職活動を。