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001 「きりこについて」西加奈子

 000の初投稿をした午前3時過ぎ。流石に眠いし、寝るかーと思ったけど、折角良い本を読めたし熱がある内に感想を書いておこうと思う。
 今回読んだ本は000でも述べた、私が好きな小説にあげた作者の内の1人、西加奈子さんが書く「きりこについて」である。この本は、「きりこは、ぶすである。」という衝撃的な一文で始まる。きりこは、この本の中心人物である。そして”ぶす”な、きりこの人生とその中で出会う世の中の「普通」が「普通」として成立してしまうことへの『葛藤』、『もどかしさ』、『「自分」の確立』が描かれている。
 この本は、西さんが持つ誰にでも手を差し伸べてくれるような寛容な本であると感じた。容れ物も中身も今までの全部の「うち」を大切にしたい。
 ちなみに、私は西加奈子さんをヒトとして尊敬しているし、大好きである。きっかけは、オードリーのオールナイトニッポンにゲスト出演した回を聞いて「こんな、女神様みたいなヒト本当にいるんだなぁ」と思ってからである。
 いつかは、書きたいが人生に悩んでいる時に西さんの考えだったり生き方が自分を救ってくれたと勝手に思っている。西さんとお酒でも飲んで語りたいなー!🍺

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