見出し画像

防災は繰り返すことが必要だな、うん。

こんばんは。片耳の歌う防災士ゴリィこと後藤智之です。防災の他に、カラーセラピスト、メンタルヘルスの普及、クイズサイトの運営、オリジナルのオルゴール曲やシンガーソングライター(趣味)なんかもやっています。曲は配信もしています(笑)。配信するのは誰でもできますからねw。

今、ある企業から防災担当社員向けの研修資料の制作の案件をいただいています。その中で、今回は「防災は繰り返して伝えていかないと」と思った話です。


どこまでが「企業防災」か?

今回は地震についての依頼を受けており、勤務中、通勤中、在宅中に分けて防災担当社員向けにやるべきことを取りまとめる、というもの。で、おおむねこの時間で研修できる程度で、というもの。

勤務中は防災担当社員の登場回数が多いです。当たり前ですが(笑)。詳細は個別の案件なので書きませんが、防災担当社員にはいろいろと活躍してもらわないといけません。

では、通勤中と在宅中となったら?

ぶっちゃけ、出番がほぼないんです。ただ、一般社員同様につけておきたい知識はとても多いので、想定された時間内にはおさまらないのです。


ひとつした提案

「まずは自由に制作してもらっていい」ということなので時間のことは気にせず制作して、今日送りました。で、その中でつけた提案なんですが、

地震に限らないで防災全般の情報を全社員向けに月に1回発信してはどうか?

というもの。僕がいただける仕事が増えるので(笑)。

防災に触れる機会ってときどきありますよね。テレビだと3.11(東日本大震災)のあたりとか、1.17(阪神・淡路大震災)のときと、9.1の「防災の日」が多いですかね。地域によってはその他に大きな被害が出た過去の災害の発生日のあたりが多いかと思います。

仮に年3回として・・・多分、忘れますよね。僕だって忘れます(笑)。「防災」はさまざまな災害に対応することになりますが、案外共通点もあったりするので、定期的に防災に触れることが防災の意識の定着につながると僕は考えています。


クイズ日本はBOUSAIボーサイ!!

僕が防災士を取得したのは2017年。特に何かの組織に属しているわけでもなく(契約社員としては働いていたが)、さて何をしようかとして考えたのが、現在の「轟RADIO」のクイズ企画枠の中に「防災のクイズバラエティー番組」を作りました。

その名も「クイズ日本はBOUSAIボーサイ!!」(笑)

「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」のオマージュ番組ではありましたが、まさに「防災の取り組みは繰り返す」という意が込められています。

この番組自体はなくなりましたが、現在も"放送"しているクイズ"番組"の中に1問登場します。月に1度防災クイズを通して防災に触れてもらう、というシステムです。

ちなみに、不正解のときのほうが印象に残りやすいという声をいただき、意図的に難しく作っています(正解は1つになるクイズで、その正解を引き出すために質問ができる、という本格的なシステムです)。


多チャンネル化

次にはじめたのが「Twitter」。現在は必要なときにだけつぶやきますが「トドメガネの防災知識」。「轟RADIO」のマスコットキャラ「トドメガネ」が防災用語を100字程度で分かりやすい言葉で説明するもの。

そのあと「瞳を閉じて1分シミュレーション」というものをはじめました。シチュエーションを「お題」として出し、そこで何が起き、何をしないといけないかを考えてもらうもの。イメージする内容が異なるので「正解」ではなく「チェックポイント」して押さえてほしいポイントを紹介するものです。ただ、まだ全然軌道に乗っていません。

次に始めたのが「ツイキャス番組」。毎週火曜22時~ツイキャス「轟RADIO」という配信をしていて、その最初のコーナーが「トドろきっ!防災入門」です(メンタルヘルスの「トドろきっ!こころの扉」と週替わりで配信)。台本なしぶっつけ本番でスライドを使用し、顔も映しながら配信しています。10人前後の閲覧があるのはツイキャスでは決して少なくない数字。しかも「防災」テーマの配信でね。

トドろきっ!防災入門」は後日YouTubeにも公開しています。ひとまずの目標再生数は「10」(低っ!)なのですが、いつのまにかじわりじわり閲覧され、気付いたら大抵の回が10を超えています(笑)。


「常に防災の意識を」の嘘

Twitterで時折見かける、「常に防災の意識を持ちましょう」という言葉。100%無理だと僕は思っています。

僕はメンタルヘルスもかじっているので余計にいえることですが、人間は人間関係の悩み、仕事や勉強の悩み、恋の悩み、お金の悩み、夢や目標との挑戦、と非常にストレスフルな毎日を送っています。

でも、自分の命を守るためには、「防災」だったり「交通安全」だったり「犯罪被害者にならない」とかそういうことにも目を向けてほしい。

東日本大震災の死者は22,000名ですが、大災害が起きない通常の年でも自然災害でお亡くなりになる方は毎年400人ほどいらっしゃいます。犯罪被害で亡くなる方はそれより多い500人、労災で亡くなる方が約800人、交通事故で亡くなる方が約3,000人、自殺者は毎年約20,000人です。

世の中、防災が最優先ではないのです。それでも、誰かが400人のひとりにならないためにどうしていくか。これが今の僕のテーマです。


まとめ

防災に関する情報は、前述の通り年に数回特集番組で出されることが多いですが、それだと記憶に残らないんですよね(なにか感銘を受けたとかなら別として)。

防災に触れてもらう理想は「毎日」ですが、それは「情報を出す側」も大変ですし「受け取る側」も大変。「情報を出す側」の僕でさえ週に1回の「瞳を閉じて1分シミュレーション」も毎週日曜日が更新日ですが追い付いていない(笑)し、2週に1度の「トドろきっ!防災入門」も5/17が配信日ですが現時点(5/15)で何の用意もしていません(笑)。

頻度を高くするには、情報量を減らす。出し手と受け手の両方が長く続く秘訣だと思います。ちなみに、月に1回の「BOUSAIボーサイ!!」は「考える」をメインにしているので別にして、2週に一度の「防災入門」は適正15分(最近25分とかになってきているので要是正)、週に1度の「瞳を閉じて1分シミュレーション」は逆にスッカスカ、と情報発信の頻度と発信量のバランスはとても大事です。

でも、「毎日」はチャレンジしてみたいな。やっぱり防災は繰り返しが大切だから

今回も最後までご覧くださいましてありがとうございました。

トドろき防災「防災随筆」

https://gory.jp/todobou


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?