見出し画像

「ポンコツ」っていい言葉

(木漏れ日散歩道 第6回)

こんばんは。片耳の歌うクイズ作家だったり防災士だったりカラーセラピストだったりしているゴリィです。丁度さっきまで新曲の歌詞を考えていました。もはや何をしているのかカオスな人間ですよね(笑)。

さて、「木漏れ日散歩道」は「こころの健康」をテーマにした随筆のようなものです。いきなり第6回なのは、第5回までアメブロとサイトに掲載していたためです。第5回までのアーカイブは下のリンクをご参照ください。

さて、縁あって埼玉・うらわのシンガーソングライターであり、書家であり、ラジオパーソナリティーでもある「岩船ひろき」さんと親しくさせていただいています。

僕は毎週火曜夜8時~REDS WAVEで放送している「岩船ひろきのあふれだすメロディ」のリスナーで、岩船さんはそのあと夜9時半~僕が配信しているツイキャス「轟RADIO」のリスナーです(以前は唯一見ていたツイキャス配信だったそう)。アーティストとファンの関係ではありますが、「轟RADIOのリスナー」という点だけは他のファンの方にはないものですね。

http://redswave.com/


①突然ゲストさんに「ポンコツ」な人で紹介

あるとき、ゲストの方が出演されたラジオで、僕のメールを読むときに、岩船さんが「このゴリィさんって人はですね、僕と同じで『ポンコツ』なんですよw」と紹介しだしたんですよ。そうしたら、そのゲストの方にも、「言ってみれば僕らも『ポンコツ』ですよね」という話題になり、「ゴリィさん、今ここで『ポンコツ同盟』結成しました~!」という展開。

もう、笑っちゃいますよね。言われてみればライブを見に行った際に僕も結構間の抜けたことをやってますし、岩船さんも結構抜けている(笑)。

2020年、コロカ禍でライブの出来なくなった岩船さんは、「ツイキャス配信」に活動の場を移しました。自然と、ツイキャスとしては先に配信していた僕が手伝うことになり、そのやりとりの中でやっぱりお互いの「ポンコツ」ぶりも知ることになりました。


②ところで、「ポンコツ」って何?

さて、ここで言う「ポンコツ」とは、岩船さん的にはちゃんと「定義」があります。

いろんなことをやっているけど、どこか間の抜けた人

僕は何か形になったものはまだないですが、自分の音楽に取り組み、クイズサイト運営に取り組み、防災に取り組み、カラーセラピーを通して「こころの健康」に取り組んでいます。また、オリジナルキャラクター「トドメガネ」も操っています。その取り組みを認めてもらっているということなので、素直に喜びたいですね。

かくいう岩船さんも、シンガーソングライターをやり、書家をやり(書道七段だそうです)、イラストを描き。そこにとどまらず折り紙(ユニット折り紙)の達人だったり、「昆虫博士」(昆虫にムチャクチャ詳しい)だったり。でも、やっぱりどこか抜けている人間味あふれるところがファンの心をつかんでいるんですよね。


③「欠点」を愛しく思う

この「ポンコツ」の話で僕はいろいろなことをさらけ出すようになりました。左手の奇形に始まり、心臓障害や過労からきた生活習慣病の数々、そして精神疾患など。昨年はついに自分がバイセクシャルだとも告白しました。

ちなみに、僕の左手はこんな感じ。これはウェブサイト20周年のクイズ企画で一度画像としては出していますが。この時はものすごく勇気がいりました。今ならこうやってサラッと載せることができます。

画像1

突発性難聴で左耳が聴こえなくなったのも、「どうせなら自分で名乗っちゃえ!」というころで「片耳の歌う~」が肩書の前に付くようになりました。ちなみに、「片耳の」とシンプルなものを提案してくれたのも岩船さんです。


④「奇形蝶」という唄

「岩船ひろき」の楽曲に「奇形蝶」という唄があります。僕が人生で出会った中で最高の曲です。

この曲を始めて聴いたときに「これは自分の歌そのものだ!」(んなわけないんだが)で号泣しました。ツイキャスで紹介したときも紹介しながら号泣するというハプニングを起こしたくらい。

それ以来、「自分の欠点を素直に受け入れ、それを隠さず生きていこう」と少しずつ思えるようになってきました。

もうひとつ。この歌の2番のサビ後に「君だけが分かる痛みがある、それが優しさの翼になる」という歌詞があります。

僕は人と比べいろいろな部分が欠けています。それは国の制度で測れる「身体障害」「精神障害」というはっきりとした形で。そんな僕にしかできないことが必ずある、と思い選んだのが今取り組んでいることです。


⑤「欠点だらけ」の防災士、カラーセラピストだからこそ。

「防災士」で「身体障害」「精神障害」があるのはハッキリ言ってしまえば致命傷です。いざというときには何もできないですから。そして、精神疾患を抱えている「カラーセラピスト」というのも人によっては「そんな人間信用できるか!」となるのは間違いないと思います。

それでも、「身体障害」があって「精神障害」があって、それもありどっか間抜けな「防災士」がいる、ってきっと「完璧な防災士」よりは身近な存在に思ってもらえると思うんですよ。同じように「精神が病んでるカラーセラピスト」も「私のことを理解してくれるかもしれない」と思う人も間違いなくいると思います。

「ポンコツ」だからできることがある。まだ、道半ばですがそれを見つけていきたいと思います。


僕は「ポンコツ」って言葉の意味も、言葉の響きも大好きです(笑)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?