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虹を見た朝 - セルフダイアローグ

先週から、家の周りを歩けるようになった。

不安は消す必要はないよね。
不安でもいい、体調を崩してもいいよね。

って、そんな気持ちになってきて
歩こう、歩きたいという思いが自然に湧いてきた。

SNSを休んだことで、美しい景色を見ても、
大好きな鳥を見ても、植物を見ても、
「シェアしよう」という外向きの意識が休まって

何かを目にして、耳にして、自分一人でただただ味わう。

何かを目にして、耳にして、
内側で起きているちょっとした感覚があることを、
あらためて感じる。

一人でも、何かが循環しているんだなって。

そんな、自分と自分の会話が少しずつかえってきて

あぁ、歩いている。
あぁ、聴いている。
あぁ、見ている。

っていう、そんな感覚に、静かさを感じる。

あまりに外に意識がいっていたので、
ここまでしてようやく
自分の中の静けさに触れ始められている。


でも、もちろん、ずっと「静かだ」なんてことはない。

ざわざわしている時は
この静寂に触れることがなかなかできないけれど

ちょっとずつ、
自分に優しい存在も現れはじめてきて

イライラ、もやもや、ぐつぐつ
ずーーんとした寂しさ、不安な感じ

それを、否定することはせずに
体験する、体感する。

わーー!と怒っていたり、
〜が気に入らない!とか
色々、言葉としてもわーーーーっと出てくるけど

しばらくそれを聴いていると
ちょっとずつ、自然に落ち着いてくる。

落ち着いてくると、事実みたいなものがポンと出てきたりして

事実にまた、リラックスする。


色んな気持ちを、
外の刺激によって、色々思わされているように感じるのだけど

結局、ひとしきり怒ったりなんだりやっていると
自分の中にある「固定化されたもの」が出てきたり。

誰かの何かを採用して(採用するのは自分で)
自分で自分をいじめていたり。

結局、孤独とかそういうことじゃなくて
自分しかいないんだな。
自分の中にあるんだなって、
そういう自分にとっての事実に、リラックスするのです。



歩きながらも、そんな風に
自分と話しながら歩いているのだけど

昨日の朝も、ひとしきりわーーっと対話して

落ち着いてきた頃に
うっすらした雨が降り
太陽が出てきて

虹が目の前に現れた。

わぁ・・・・・と。
しばらく眺めた。

そんな朝だった。

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