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何もない自分に、“何か”が欲しかった|ライター中原 愛海にインタビュー!

ライター・デザイナー・ビデオグラファーの複数のプロダクションから成るフリーランスクリエイター経済圏『mics(ミックス)』。WEBメディア、ブランディング、デザイン、映像など、さまざまなジャンルのクリエイティブ領域を横断して、名古屋スタートアップ株式会社チームどみにおん株式会社カチノデが合同で事業を行っています。

今回は、名古屋スタートアップのライターであり、3期インターンのメンターである中原 愛海にインタビューしました。

中原 愛海|プロフィール
1996年生まれ、熊本県出身。名古屋大学農学部応用生命科学科に在学中。2期インターンを経て、現在は3期インターン生のメンターおよび名古屋スタートアップのライターとしてmicsに所属。ボウサイ×テクノロジーをコンセプトに発信するWEBマガジン「SAIBO TECH」や「Nagoya Startup News」で積極的に記事を執筆している。

今しかない!と飛び込んだ

高下:出身は熊本なんですね。

中原:そうです。近くの大学ではなく、入るときから学科が選べる名古屋大学を受験しました。入りたい学科が最初から決まっていたので。

高下:その学問に興味を持ったきっかけはありますか?

中原:将来の選択肢を考えたとき、理系の中でも幅広いのが農学部だと聞いて。やりたいことがあまり決まっていなかったので、農学部にしようかなと思ったんです。

高下:micsに出会ったのはいつ頃ですか?

中原:2018年の6月から、スクールに通いはじめたのが最初ですね。もともとWantedlyでmicsを知っていて、Twitterをフォローし始めて。スクール受講生の募集のツイートを見かけたので、応募したんです。

高下:Wantedlyでmicsを知って、どんなところに興味を持ったんですか?

中原:ライターという職業や、フリーランスという働き方に興味があったんです。中でも、ライターに魅力を感じていました。文章を書くのも読むのも好きなので。

高下:ライターとプログラミングのスクールをダブル受講していたそうですね。

中原:とにかく、何もない自分に、何かが欲しかったんです。どちらもPCさえあれば手軽に始められるし、興味のあるものだったので、とりあえず飛び込んでみました!

高下:実際にスクールを受講してみて、どうでしたか?

中原:プログラミング講座は、実践形式でとてもおもしろかったです。でも、数学的な思考が苦手な私にとっては、少し難しいなと思うところがあって。

ライター講座は、ライターを職にするために必要な知識を学べて、すごく勉強になりました。でも、講座が4週間という短い期間だったので、もっとがっつり記事を書きたいと思うようになったんです。

高下:そこで、インターンの募集を知って応募したのでしょうか。

中原:スクールの最終日に、インターンを募集していることを知りました。若目田さんに、インターンの詳細を説明してもらって。micsの組織形態がおもしろいなと思ったのと、身につけた知識を使って、記事を書きたいなと思ったんです。それに、スクールが終わる時期と、インターンが始まる時期のタイミングがちょうど重なったのもあって。今しかない!と思ったんです。

フリーランスの集団であるmicsから学べること

高下:micsに入ってから、どんなことを学びましたか?

中原:大人と一緒に、“自分もちゃんとした大人として働く感じ”が勉強になりますね。普通のインターンだと、ここまで任せてはもらえないだろうなと思います。結構自由にやらせていただけるので、その分自分でも責任を持ってやろうと思えます。

高下:記事も積極的に手を挙げて書いていますよね。そこはすばらしいなと思います。インターンを通して、社会人としての能力も身につくでしょうね。

中原:早いうちから、そういった環境で働けるのはいいことだと思います。それに、普段では出会えないような人たちと仕事をできる環境があります。

高下:どんな環境ですか?

中原:micsは、フリーランスの集まりですよね。私が普通に過ごしていて、周りにいる大人といえば普通の会社員です。両親も会社員で。フリーランスに囲まれる環境は、なかなかないなと思います。「こういう働き方もあるんだ」と、選択肢を知れたというか。これも自分のプラスになったと思います。

高下:フリーランスと関わって、どんなことを感じていますか?

中原:フリーランスの方は、ポジティブに仕事を捉えているかなと思っていて。自分から仕事を取っていかないと、生活していけないですよね。その「自分から仕事を取る」という行動自体が、仕事を楽しいと思えていないと、難しいことだと思うんです。

実は、社会人になった先輩を見ていると、「仕事は嫌、でも華金は楽しむ!」という人が多くて。だから、仕事に対してそんなイメージを持っていたんです。

高下:micsには、中原さんの先輩と同じくらいの年齢の人がいますね。モチベーションの高い人も多いので、良い影響をもらえそうです。

やりたいことがなくても大丈夫

高下:将来的には何を目指すのか、今は模索中ですか?

中原:そうですね。もともと、私にはあまり趣味とか夢中になれるものがなくて。それでmicsのインターンに参加したんです。夢中になれることや、できることを増やしたくて。今はライターをやっているのですが、チームどみにおんやカチノデの事業領域にも興味はあります。できることの範囲をもう少し広げたら、考え方も広がるかなと。

高下:その分、将来の選択肢も多くなるでしょうね。

中原:そうですね。あと、これは夢なんですけど、将来は世界中を旅したいなんて思っていて。留学に行ったことがあって、そこでの経験で自分が変わったことが多かったんです。だから、旅に出たらもっといろんなことが見つかるんじゃないかと思っていて。それを叶えようとすると、ちゃんと仕事もしないといけないですよね。フリーランスやリモートワークで、ライターやデザインの仕事をできたらとも思います。

高下:フリーランスだと、場所に関係なく働けますからね。ちなみに、留学はいつ頃行ったのでしょうか。

中原:2月・3月です。マルタという小さい島国に行きました。海外にいると、「日本に帰ったらやりたいこと」がたくさん思い浮かぶんですよ。すごく会いたくなる人も増えたりして。意欲的になることは、これまであまりなかったんです。

高下:その経験が、スクールやインターンへの参加のきっかけになったかもしれませんね。

中原:そうですね。

高下:仕事をしながら旅をして、新しい場所に行けばまた新しい自分が見つかるかも。

中原:仕事も、できれば自分で楽しいと思えるようなことがいいですね。

高下:ありがとうございます。最後に、インターンに来られる方に対して、何かメッセージはありますか?

中原:私は全く何もわからない状態でチャレンジしたので、やりたいことがわからないと思っている人でも、気負わずに来てほしいですね。

高下:飛び込んだら開けると。

中原:micsって特徴的じゃないですか。3つの会社が合同で事業をしているので、単純にお得だと思います。いろんなことが学べるので。それにmicsのインターン生は、「もうすぐ就活だからとりあえずインターンに」みたいなモチベーションではなく、プラスのモチベーションの人が多くて。そこはいい刺激になると思います。

高下:ありがとうございました。

写真=真鍋 城士
文=吹原 紗矢佳

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