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オークス~分析と回顧

こんにちは。オークスの分析と回顧をしていこう。オークスは意外にもライトクオンタムが1.00.0で逃げて流れる展開となった。ペースは12.3 - 10.5 - 12.3 - 12.6 - 12.3から12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.0と全く弛まず先行勢は息を入れるタイミングが無く、前に行った馬がかなり厳しくなる展開に。最後は11.6 - 11.5とリバティアイランドが終いをまとめて差し切り、6馬身差の圧勝。タフなスタミナ勝負で、2.23.1は史上2番目に速い勝ち時計。勝ち馬の強さが際立つ結果となった。1頭1頭見ていこう。

1着リバティアイランド
ゲートを決めて中団の前方で競馬。行きたがるところは見せていたようだが、坂で加速して押し切って6馬身差の勝利。直線で進路を確保できた時点で決まったか。速いペースをラスト11.5でまとめて他馬と異次元の実力。分析の記事で前走桜花賞1着かつ上り1位なら2-1-0-0と書いたが、データに全く危なげない勝利だった。

2着ハーパー
当日馬体重プラス6キロ。減り続けていた馬体重が増えていたのは良かった。道中はリバティアイランドをマークする位置取り。4角では早くもルメールJの手が動いていたが、最後まで残した。切れる末脚は無いので2400のジャパンカップだと厳しい。先団で競馬できることと距離を考えると、秋華賞・大阪杯は向きそうだ。これでルメールJはオークスを3-2-0-3とした。鞍上だけで来年も決まるのだろうか。

3着ドゥーラ
後方からの競馬。デビューから4走全て上がり最速、札幌2歳ステークスではドゥアイズ、ドゥラエレーデに勝っており距離延長は時計面で明らかに向いた。斎藤新Jに手が戻ったのは結果としてよかったということになるだろうか。上がりのかかる中山や2200m以上のレースで狙いたい。2走とも内前有利のため度外視可能、デビューから4走は上がり最速のため東京でどんな上りが出せるだろうと分析の記事で書いた。しかし末脚に覚えのある馬は多くいたため、この馬にピンポイントに印は打てなかったと思う。全頭流しの買い方は正しかった。あとは寝落ちせずに馬券を買えれば完璧だった。

4着ラヴェル
中盤ペースが緩まずに先団が総崩れとなる中、唯一4着に残した。このレースで最も強い競馬をしていた。アルテミスSでリバティアイランドに土をつけた実力を証明。去年のダービーで3着に入ったアスクビクターモアを彷彿とさせた。しっかりスタートが決まったのも大きい。ここ2走は枠と出遅れに泣いたが、ゲートさえ決まれば先団でも粘り込みもでき、また速い末脚が使えてるので多くのレースで馬券に絡みそうだ。

5着シンリョクカ
中団でリバティアイランド、ハーパーを見ながらという競馬。2着のハーパーとは0.3秒差で枠やハーパーよりも外を回した結果か。末脚はあるが前で競馬をすることが難しそうなので差しが決まる所で狙いたい。阪神JFのように馬群を捌くことができるので器用さも活きるレースがあるだろう。

6着ヒップホップソウル
内で脚を溜める競馬。内を縫って伸びたが折り合いがポイント。10番手からの競馬だったが位置が後ろ過ぎたか。先団に出て残れる展開なら。

7着コナコースト
ゲートが開いた直後、ソーダズリングにぶつけられ後方に。今回は競馬ができなかった。直線での伸びも無いため2400は距離的にも厳しいか。このレースは度外視できる。

8着ソーダズリング
ゲートが開いた直後、コナコーストにぶつかってしまい後方に。切れる末脚は無いためジリジリ伸びるだけで終わってしまった。このレースは度外視できそうだ。

9着ドゥアイズ
出遅れて後方。スタート、位置取りが改善しないと厳しい。また鞍上も馬場を考慮できていない気がする。鞍上交代まで買い控えたい。

10着レミージュ
スタートから直線までリバティアイランドの外側につけてマークして進めた。しかしリバティアイランドに進路を確保され、自身は直線で伸びずに終わった。

11着ゴールデンハインド
先手を取らず先団での競馬。先団での競馬はしてきたが、タイトに流れて展開が合わなかったか。直線リバティアイランドとイングランドアイズに挟まれるところがあったものの、そこから伸びていないので距離も2000がベストか。スローになる展開や、そこそこ時計がかかる中山や福島での連対が目立つため重賞なら中山記念あたりで狙いたい。

12着ペリファーニア
これまでは先団で競馬をしてきたが距離的に厳しいとみたのか、鞍上は中団後方で脚を溜めた。直線伸びなかったことを考えると2400はやはり厳しいか。桜花賞でも抜け出しかけてあまり伸びなかったことを考えると、今後はマイルで狙っていきたい。

13着エミュー
大外からゲートは決めたが最後方で脚を溜めていた。デムーロJらしく大外をロングスパートしてきたが直線伸びず。ハービンジャー産駒なのでフラワーCのような道悪で期待したい。

14着ミッキーゴージャス
ゲートで出負けて最後方に。直線でも伸びを欠いた。さすがにG1の舞台で戦うにはレベルが足りなかったか。

15着キタウイング
3番からラチ沿い最後方で溜める競馬。直線、内に入ってきたキミノナハマリアが壁になったため外に避けて進めたが足りず。壁になっていない場合でも着内は無かったか。速い上がりは使えるがこの距離ではさすがに厳しいか。

16着イングランドアイズ
大外からゲートを決めて先団に取りついたが、先団にはきついペースになった。4角で外を回されることを嫌ったか。末脚を使わない展開だったので、度外視できる。もう少し内目の枠で、速い上がりが問われるレースで狙いたい。

17着ライトクオンタム
ディープインパクト産駒の中でも末脚ではなく先団粘り込みの競馬をする馬だと思っていたがまさか逃げるとは。新馬戦は逃げて勝っているため、鞍上は可能性に賭けたのかもしれない。結果的にタイトな流れになってしまい、脚を残せなかった。今後どういう競馬をするかだが、一旦度外視。

18着キミノナハマリア
2番から逃げていったが、直線で脚で無くなった。大差で敗れているように距離は長すぎた。フローラSで11着に敗れているように、時計がかかる方がよさそうだ。キャリアを見ても時計のかかる小回りコースが狙い目か。

今回回収できなかった払戻金は反省を活かして回収していきたい。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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