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関かづみ「須山浅間神社、渡邉製麺、ヘルシーパーク裾野」(6日目)

6日目。ようやく富士山の登山口、須山まで行くチャンスが到来しました。裾野市という富士山の麓まで来ているし、少しでも富士山の近くまで行ってみたいとの思いがありました。バスの便があまりよくないこともあり、旅人仲間3人をホストの小田さんに車で運んでいただきました。裾野駅から須山まで、TOYOTA WOVEN CITYの建設現場を外から見ながら約1時間。

須山の町は裾野駅付近と比べて起伏に富み、山に近づいているのを身体でも感じました。歩いていると暑くて汗だくでしたが、標高が高い分、須山は涼しいのだそうです。須山にある須山浅間神社は古くからの富士山の登山道「須山口登山ルート」の入口として、登山客の参拝などを受けてきた神社とのこと。赤い鳥居は背の高い杉に囲まれて、それを見ただけで何か特別な空間に来た気がしました。そして手水口には麒麟!?とても愛嬌があり、なかなか目が離せられませんでした。

本殿は彩色のない美しい木の社屋で、新しいのか、木の香りがしたような気がしました。今の御神木は樹齢500年とのこと。周りにも同じくらい太い木々がたくさん生えていました。

神社の後は、すやまうどんを製造されている渡邉製麺を訪問。事前の約束はなかったのですが私たちをお家の中に上げて下さいました。大きな神棚のあるお宅でした。この日はうどんは干していないとのことで実物を見ることは叶いませんでしたが、静岡新聞の取材記事などを見せて下さり、製麺所の2階でうどんを干している様子などを教えていただきました。普通のうどんよりは硬めの麺とのこと。茹でたものが余った場合、冷蔵庫で2〜3日保存しておいてもくっついて固まってしまうことはなく、少し温めればまた美味しくいただけるそうです。夏は冷やし中華のようにして食べるのが美味しいのよ、と奥様も教えて下さいました。

富士美野というお店で名物とろろのお昼をいただいた後、パノラマロードを通ってヘルシーパーク裾野という源泉掛け流しの温泉まで送っていただきました。12日からの裾野市での滞在、野球や合宿に加えてまち歩きなどいろいろしてきたし、温泉でのふっと一息つく時間も至福の時間でした。残念だったのは、お天気はよかったのに富士山は見えなかったことです。ゆっくり滞在した後は徒歩約20分のところにある最寄りのバス停まで歩き、裾野駅に戻りました。

お夕飯は一人でホテル近くの居酒屋「猫のしっぽ和菜美」へ行ってみました。ご自分の菜園で取れたお野菜をお料理してくださるお店です。店主さんや他のお客さんとおしゃべりしながら、お野菜を始め、手作りスモークチーズや梅のブランデー酒など、とても美味しくいただきました。

お昼ご飯は小田さんを囲みながら、お風呂ではゆらこさん、ゆりさんと、身近なことから社会的な問題などまでをお話する時間でもありました。人間関係は往々にして一筋縄ではいかなくて面倒臭く感じることも多いけれども、そういうのも含めての生きることなんだよなぁ、、、なんていうことを思った一日でした。

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