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今井しほか「最終日の景色(7日目)」

最終日。この日は久能山東照宮へ。前に夢テラスに行った時にとても景色が綺麗だったことと、近くのロープウェイに乗ってみたかったのでチャレンジ!下から行くと清水からバスだけでロープウェイ経由するより早く行けたけど1000段の階段にびびってやめた。

滞在中に神社に行きすぎてる気がする…おみくじは全部で4回引いて中吉(御穂神社)、凶(多分草薙神社?)、小吉(浅間神社)、小吉(久能山東照宮)だった。
行ったのは羽車神社、御穂神社、美濃輪神社、八雲神社、草薙神社、浅間神社(×7)、久能山東照宮。梅陰寺にも挑戦した。

煌びやかな装飾
金ってなんとなく織田信長のイメージだった
奥にある徳川家康が眠ってると言われているところ
魂は日光東照宮?それとも身体も魂も?
愛馬も近くに

かつての久能寺には修行僧がたくさん立ち寄ってはそこで情報を交換しあったらしい。往来の交流の場として、そこで羽衣伝説についても伝播していったのではないかと書いてある本を読んだ。

久能寺はそこから武田信玄の時代に、そして徳川に時代にと、変わっていった。久能山東照宮の博物館では、徳川家康の遺骨はどっちにあるのか?という古めのドキュメンタリーが流れていた。リポーターが「では、なぜいまだ多くの人に日光東照宮の方に徳川家康が眠っていると思われているのでしょうか?」という喋っていて、私はぼーっとみながらなんとなく日光の方が有名だし華やかだし、行きやすいし、それで認識されてるんじゃないのかなあと思った。

本当に正しいことがあっても、いつも多くの人が話してることが真実になって、勝ち残った人たちの街が作られる。そんなことを思ったのは、綺麗で豪華な神社にちょっと「すべて塗り替える」的な強気の態度を感じたからかもしれない。

境内から少し外れて階段を少し降りてみる。
向こうには海が見えた。ロープウェイのお姉さんが言うには駿河湾は最大水深が2500mもあるらしい。目には見えない海を想像しながら、時の流れを考える。失われたものと手に入れたものと、見えないものと、見ようとしないものと、見たいと思うもの。
この七日間の終わり、帰り際の私は見えている静岡とまだ見えない静岡をできるだけ目に焼きつけようとする。

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